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旅行
国分寺崖線と湧水を歩く|約5km・1時間15分、国分寺駅から西国分寺駅へ
公開: 2026-11-01 | #東京 #徒歩ルート #関東 #観光 #散歩
国分寺駅から西国分寺駅へ、崖の下の湧水をたどる約5km。通して歩けば1時間15分で、庭園と資料館に入ると3時間ほどの半日になります。 主題は国分寺崖線です。立川市から大田区まで約30km続く崖で、土地の言葉でハケと呼びます。崖の下に水が湧き、その水が野川になります。この道は、湧水を崖の上から順に見て歩きます。 いちばん大事な注意は曜日です。おたかの道湧水園と武蔵国分寺跡資料館は月曜が休み(祝日なら直後の平日)。殿ヶ谷戸庭園は年末年始(12月29日〜1月1日)だけ休園です(2026年11月時点)。
行程と距離
| 地点 | 次の地点まで | メモ |
|---|---|---|
| 国分寺駅(起点) | 0.2km・2分 | 南口を出てすぐ。公式の案内は「徒歩2分」 |
| 殿ヶ谷戸庭園 | 約1.2km・18分 | 園内の回遊に約0.5km・15分。崖の上から下へ |
| お鷹の道 入口 | 0.35km・5分 | 湧水に沿う小径。公式の案内は350m |
| 真姿の池湧水群 | 約0.3km・5分 | 名水百選。国分寺の薬師堂と楼門を抜ける |
| おたかの道湧水園・武蔵国分寺跡資料館 | 約0.6km・10分 | 月曜休館。トイレあり |
| 武蔵国分寺跡(僧寺・七重塔跡) | 約0.8km・12分 | 広い草地。日陰は少ない |
| 武蔵国分尼寺跡 | 約0.7km・10分 | 史跡公園。ベンチあり |
| 東山道武蔵路跡 | 0.2km・3分 | 西国分寺駅から「徒歩3分」の表示 |
| 西国分寺駅(終点) | ― | 中央線・武蔵野線 |
合計 約5km・歩行 約1時間15分、立ち寄りを入れて約3時間。公式の案内がある区間以外は「約」です。
殿ヶ谷戸庭園: 崖の上と下で景色が変わる
国分寺駅の南口から2分。崖の上の芝生から、崖下の湧水池へ下りる回遊式の庭園です。 1913年(大正2年)に江口定條の別邸として作られ、1929年(昭和4年)に三菱の岩崎彦弥太が買い取って茶室の紅葉亭などを整えました。1979年に都立庭園として公開され、2011年9月に国の名勝になっています。 見どころは崖下の池です。公式の案内では毎分37リットルの湧き水が流れ込んでいます。斜面を下りる園路は階段で、雨の後は滑ります。 園内の高低差そのものが、このあと歩く崖線の断面です。ここで「上」と「下」の差を体で覚えておくと、あとの道が読めます。
お鷹の道と真姿の池: 崖の下に水が湧く
庭園を出て住宅地を東へ約1.2km。崖の下に出ると、お鷹の道が始まります。 名は江戸時代に尾張徳川家の御鷹場だったことに由来し、湧水の流れに沿う約350mの小径です。幅は狭く、人がすれ違うのがやっとの所もあります。 突き当たりが真姿の池湧水群。崖の数か所から水が湧き、1985年(昭和60年)に環境省の名水百選に選ばれました。水量は1日約千立方メートルと環境省が書いています。池の名は、848年(嘉祥元年)に玉造小町がこの池で身を清めて病が癒えたという言い伝えから来ています。 池から石段を上がると現在の国分寺の薬師堂です。1335年(建武2年)の建立と伝わり、いまの建物は宝暦年間(1751〜1763年)の再建、本尊の薬師如来坐像は国の重要文化財です。 東京都環境局は、この崖線を湧水の多い緑地として保全地域に指定しています。この短い区間に、その理由が凝縮されています。
武蔵国分寺跡: 741年の詔から
おたかの道湧水園には武蔵国分寺跡資料館があり、出土した瓦を約100点見られます。ここで図面を頭に入れてから、跡地へ出てください。 741年(天平13年)、聖武天皇が諸国に国分寺の建立を命じました。武蔵国分寺は東に僧寺、西に尼寺を置き、その間を古代の官道、東山道武蔵路が通る配置です。七重塔は高さ約60mと推定され、9世紀に建て直されています。1922年(大正11年)に国の史跡になりました。 跡地はいま広い草地です。日陰がほとんどありません。夏は帽子と水を。 西へ約0.8kmの武蔵国分尼寺跡は、2003年4月に市で最初の歴史公園として開き、中門・金堂・尼坊の位置を地面に表示しています。ベンチがあり、休むならここです。 最後に東山道武蔵路跡。古代の官道の跡が住宅地のなかに保存され、西国分寺駅まで3分です。
休園日と季節で変わること
- 月曜: おたかの道湧水園と資料館が休館(祝日の場合は直後の平日)。お鷹の道と真姿の池は外なので歩けます
- 年末年始: 殿ヶ谷戸庭園は12月29日〜1月1日、湧水園と資料館は12月29日〜1月3日が休み
- 紅葉: 殿ヶ谷戸庭園はモミジ。環境省の名水百選のページは真姿の池の見頃を例年11月下旬〜12月初旬と書いています
- 春: 殿ヶ谷戸庭園のカタクリ。初夏はお鷹の道に蛍が出ることで知られます
- 夏: 湧水の道は涼しく、国分寺跡の草地は暑い。順番は変えない方が楽です
- 雨の後: 崖線の坂と庭園の階段が滑ります
この道に合う装備
舗装路に土の小径と階段が混じる約5km。舗装路を10km歩く靴の選び方にある底に溝のある靴で足ります。 庭園と湧水の道は幅が狭いので、サコッシュかリュックかは両手が空く方を。 雨の翌日なら雨の日に歩く装備の滑りにくい靴に替えてください。
行き方と帰り方
起点の国分寺駅はJR中央線、西武国分寺線・多摩湖線。終点の西国分寺駅はJR中央線と武蔵野線で、国分寺駅の隣です。 逆向きに歩く場合は、西国分寺駅から東山道武蔵路跡まで3分なので入りやすいですが、崖を下から上へ登る形になります。
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