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旅行
秋田発の年末年始旅行|角館へ42分、青森へ2時間45分。日照の少ない冬から選ぶ日数別の行き先
公開: 2026-11-01 | #秋田 #年末年始 #東北 #都市発
秋田市の1月の日照時間は、平年でわずか39.0時間です(気象庁の1991〜2020年の平年値)。 同じ月の降雪の深さの合計は100cm、風は平均で毎秒5.1m。 日本海から吹きつける北西の季節風のなかで迎える正月です。
奥羽山脈の向こう側の盛岡では、1月の日照時間が115.6時間あります。 秋田から年末年始の旅を組むときは、雪をたっぷり味わう内陸の湯に入るか、山を越えて日差しのある太平洋側へ出るか。 この二つのどちらに振るかで、乗る列車が変わります。
2026〜27年の休みの並び
| 休み方 | 日程 | 日数 |
|---|---|---|
| 暦どおり | 2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日) | 6連休 |
| 12月28日(月)を休む | 12月26日(土)〜1月3日(日) | 9連休 |
| 成人の日の三連休 | 2027年1月9日(土)〜11日(月) | 3連休 |
12月29日から1月3日までの6日間は、役所の年末年始の閉庁日がそのまま並んだ休みです。 春から先の連休もあわせて見るなら2026〜2027年の連休カレンダーをどうぞ。
秋田の暮れには、よそでは見られない行事があります。 男鹿のなまはげは、大晦日の夜に男鹿の町内ごとに家々を回る来訪神の行事です。 国の重要無形民俗文化財で、2018年には全国の来訪神行事とともにユネスコの無形文化遺産に登録されました。 観光向けに見られるのは2月のなまはげ柴灯まつりのほうで、大晦日のなまはげは地域の家で迎える年越しの習わしです。
秋田からの行き先早見表
| 日数 | 行き先 | 秋田からの移動 | 年末年始に向く理由 |
|---|---|---|---|
| 日帰り | 太平山三吉神社 | 秋田駅からバスで三吉神社入口へ | 地元の初詣 |
| 日帰り | 大曲 | 新幹線で最速30分 | 雄物川の平野の雪景色 |
| 1泊 | 角館 | こまちで最速約42分 | 雪の武家屋敷通り |
| 1泊 | 乳頭温泉郷 | 田沢湖駅からバスで約45分 | 雪見の湯めぐり |
| 1泊 | 横手 | 奥羽本線で1時間半前後 | 雪を家の中に入れた内蔵の町 |
| 1泊 | 鳥海山麓 | 羽越本線で羽後本荘まで1時間前後 | 日本海と火山の冬景色 |
| 2泊 | 鹿角・大湯 | 大館経由で約3時間 | 1月2日の大日堂舞楽 |
| 2泊 | 弘前・青森 | 特急で青森まで約2時間45分 | 津軽の雪と城下町 |
| 2〜3泊 | 函館 | 特急と新幹線で約3時間55分から | 海峡を渡った先の夜景 |
元日の朝は、山から昇る日と三吉さんの初詣
2027年元日の秋田の日の出は7時00分です(国立天文台の計算。地形を考えない値)。 秋田市は西が日本海、東が出羽山地で、元日の太陽は方位119.8度、山並みの側から昇ります。 海に沈む夕日なら見慣れた街ですが、初日の出が海から上がる場所ではありません。 山の端から顔を出すのは、計算の時刻より少しあとになります。
初詣は、秋田市広面の太平山三吉神社です。 社伝では673年に役小角が創建したとされ、力と勝負をつかさどる神として信仰されてきました。 秋田駅から路線バスに乗り、三吉神社入口で降ります。 1月17日には三吉梵天祭があり、こちらは6連休が明けたあとの行事です。
海から昇る日を見たいなら、奥羽山脈を越えて太平洋側へ出ます。 盛岡から新幹線で八戸へ抜ける形は盛岡発の年末年始旅行に書きました。
1泊なら、こまちで雪の角館と乳頭へ
角館へは、こまちで最速約42分です(田沢湖・角館観光協会の目安)。 黒板塀の武家屋敷通りは、雪をかぶると色が消えて、塀と木だけの景色になります。 角館から田沢湖線で田沢湖駅へ出て、そこから乳頭線のバスで約45分走ると乳頭温泉郷に着きます。 宿によって降りるバス停が違うので、予約のときに確かめておくと迷いません。 田沢湖の遊覧船は冬は運休します(角館・田沢湖1泊2日)。
横手は奥羽本線で1時間半前後。 雪が深い盆地なので、増田では蔵を外に建てずに家の中へ入れた「内蔵」が並びます。 ただし横手のかまくらは2月15日・16日の行事で、年末年始には重なりません(横手・湯沢1泊2日)。
南の鳥海山麓へは羽越本線で羽後本荘まで1時間前後です。 鳥海山の中腹を越える鳥海ブルーラインは、例年11月上旬から4月下旬まで冬季閉鎖で、冬は麓の宿と海沿いの町が旅の範囲になります(鳥海山・由利本荘1泊2日)。

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2泊なら、正月2日の鹿角か、津軽と海峡へ
鹿角では、大日霊貴神社の大日堂舞楽が毎年1月2日に奉納されます。 ユネスコの無形文化遺産に登録された舞楽で、年に一度、この日だけです。 秋田駅から奥羽本線で大館まで約2時間、花輪線に乗り換えて約53分なので、元日のうちに移っておきます(鹿角・大湯1泊2日)。
弘前と青森へは、特急で青森まで約2時間45分です(浅虫温泉観光協会の目安)。 雪の弘前城を歩いて青森に泊まり、そのまま北へ進めば函館です。 函館市の観光サイトは、秋田から函館まで特急つがると新幹線を乗り継いで約3時間55分からとしています。 年末年始の函館では、元日に湯の川の湯倉神社で初詣ができます(函館・登別3泊4日)。

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秋田発で気をつけること
- 東京へ向かう旅は帰省と逆向き: 休みの初めは東京から秋田へ帰る人で下りのこまちが混み、終わりは上りが混むのが例年の形です。秋田から盛岡・仙台・東京へ出る旅は、行きも帰りもこの流れの反対側になります
- 日本海側の風雪を見込む: 1月の平均風速は毎秒5.1mあり、吹雪の日は列車もバスも遅れます。帰りの日の夕方に用事を入れず、1本遅れても間に合う組み方にしてください
- 鳥海山と八幡平の山岳道路は冬に閉まる: 鳥海ブルーラインに加え、岩手側へ抜ける八幡平アスピーテラインも例年11月上旬から4月中旬まで通れません
- 大晦日のなまはげは家の行事: 男鹿の町内ごとに家を回る年越しの習わしで、観光客が見物する催しとしては、毎年2月の第2金・土・日曜に真山神社で開かれるなまはげ柴灯まつりがあります
- 元日は休む店と施設が多い: 秋田駅の周りで食事の当てを前日に決めておくと安心です。休業の見分け方は年末年始の休業の記事にまとめています
雪見の湯で湯冷めしない装備は冬の温泉旅の服装、旅の途中で探す土産は秋田県の名物に市町村ごとの本場を並べています。
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