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七福神めぐりの始め方|七柱の神と正月の期間、色紙と御朱印帳の選び方、東京の代表的な9本を表で
公開: 2026-11-01 | #寺社めぐり #御朱印 #七福神 #初詣 #東京 #関東 #観光
正月に七福神を祀る社寺を順に参拝して、一年の福を願う。それが七福神めぐりです。 東京には区ごとと言ってよいほどの数があり、短いものは3kmで2時間、長いものでも7kmで半日。初詣の人出から一歩外れた道を、御朱印をいただきながら歩きます。 初めての人が迷うのは、どの神がどこにいるのか、いつ行けるのか、何にいただくのか、の三つです。順に書き、最後に東京の代表的な9本を表にしました。
七柱の神は、三つの国から来た
七福神は、生まれた土地の違う神と僧の寄り合いです。
- 恵比寿: 七福神で唯一の日本生まれ。漁と商いの神
- 大黒天・毘沙門天・弁財天: インドの神が仏教とともに渡ってきたもの。大黒天は「大国」と音が同じことから大国主命と重ねられ、台所と財宝の神になりました
- 福禄寿・寿老人: 中国の道教に由来する長寿の神。姿が似ていて、浅草名所のように福禄寿が2社、寿老人が2社あるめぐりもあります
- 布袋: 中国に実在した禅僧がもとで、大きな袋と腹の姿で描かれます
鎌倉時代に恵比寿・大黒天・弁財天の信仰が広まり、室町時代にかけて残る四柱が加わって七柱に揃った、と浅草名所七福神会は説明しています。日本橋七福神会も、七福神への信仰は室町時代に始まり500年続く、と書いています。
江戸で正月の行事になった
江戸時代、寛永寺を開いた天海が家康に、寿命・有福・人望・清廉・威光・愛敬・大量の七つを「七福」として説いた、と伝わります。八代将軍吉宗のころに江戸の各所に名所が開かれ、観光と参拝を兼ねた行楽がさかんになり、江戸の末期には正月の松の内に七福神を巡拝する形ができあがりました(浅草名所七福神会・隅田川七福会)。 いま残るもので最も古いと言われるのが谷中七福神で、宝暦年間(1751〜64年)に始まったと台東区は案内しています。隅田川七福神は文化年間(1804〜18年)に向島百花園に集う文人が選び、途絶えたあと、1898年ごろに結成された隅田川七福会が翌年に復活させました。
いつ行けるか: 松の内か、通年か
めぐりによって三つに分かれます。
- 例年1月1日〜7日がもっとも多い(深川・隅田川・亀戸、日本橋の色紙と宝船)。七草までが「松の内」で、七福神像の開帳と御朱印の受付もこの間
- 少し長いものがある。谷中は例年1月10日まで、東海(品川)は成人の日まで、下谷は1月31日まで
- 通年で御朱印を受けられるものがある。浅草名所、新宿山ノ手、日本橋の各社の御朱印。正月を外せば列はほとんどありません
期間の外に歩いても寺社は開いていますが、七福神の御朱印や色紙は受けられないところが多い。年ごとの案内は例年12月に各七福神会や区の観光サイトに出ます(2026年11月時点)。
何にいただくか: 色紙・福笹・宝船・御朱印帳
- 色紙: 専用の色紙に、各社寺で御朱印を受けていく。満願で七つ(浅草は九つ)の印が並ぶ。もっとも多い形
- 揃の色紙: 日本橋は七社の印をあらかじめ押した色紙を頒布し、各社で押していく方式を近年は行っていません
- 福笹・福絵: 浅草名所は、各社寺の福絵馬を笹に付けていく福笹と、七福神の絵に御朱印を受ける福絵がある
- 宝船と御分体: 隅田川・新宿山ノ手は、各社寺で小さな神像(御分体・御神像)を受け、宝船に載せて飾る。東海は宝船の頒布を休止中(2026年11月時点)
- 御朱印帳: 持っている御朱印帳に直接受ける。正月は書き置きの紙になる社寺もある
どれにするかは最初の社寺で決めればよく、色紙と台紙はそこで受けられます。選び方は御朱印帳の選び方、受け方は御朱印のいただき方に。
順番は決まっていない
どの社寺から始めてもよい、と浅草名所七福神会も日本橋七福神会も明記しています。隅田川は北の多聞寺から南へ下る順が歩きやすく、川下から上る昔の順でもかまいません。 決めるのは行列のほうです。いちばん混む社寺(日本橋なら小網神社、谷中なら不忍池弁天堂)を朝いちばんに済ませるか、最後に回して並ぶ覚悟をするか。
1日で回れる距離
歩く距離は3〜7km、歩行だけで1〜2時間。参拝と御朱印の待ち時間を入れると、7か所で3時間、9か所で4時間が目安です。正月の行列が長い年はその倍を見ます。何日かに分けてもよい、と各七福神会は案内しています。
服装と持ち物
- 石段と玉砂利を歩き、賽銭と御朱印で小銭を何度も出す日です。小銭入れを外ポケットに、御朱印帳は袋に入れて鞄へ。お寺・神社めぐりの服装と持ち物
- 1月の列は動かない時間が長い。足元から冷えるので、初詣・参拝の服装の防寒を
- 色紙と福笹は鞄に入らない大きさ。手に持つことになるので、鞄は両手が空くものに。サコッシュかリュックか
- 作法は神社で二拝二拍手一拝、寺では合掌して一礼。寺と神社が混じるめぐりでは入口で切り替えます。神社の参拝の作法・お寺の参拝の作法
東京の代表的な七福神めぐり
社寺数と期間は、各七福神会の公式サイトか区・観光協会の案内で確かめたものです(2026年11月時点)。距離は公式か区の案内の数字で、無いものは所要時間だけを載せました。
| 名称 | 社寺数 | 起点→終点 | 距離・時間の目安 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| 谷中七福神 | 7か寺 | 田端駅→上野駅 | 約5.5km・歩行約1時間35分 | 例年1月1日〜10日 |
| 浅草名所七福神 | 9社寺 | 浅草駅→田原町駅 | 約7km・参拝込みで約4時間 | 通年(像の拝観は例年1月中旬まで) |
| 日本橋七福神 | 7社 | 人形町駅→小伝馬町駅 | 約3km・参拝込みで約2時間 | 色紙と宝船は例年1月1日〜7日。御朱印は通年 |
| 深川七福神 | 3社4寺 | 森下駅→門前仲町駅 | 歩いて約2時間 | 例年1月1日〜7日 |
| 隅田川七福神 | 6か所(三囲神社に二神) | 鐘ケ淵駅→三囲神社(向島) | 南北約3km | 例年1月1日〜7日 |
| 亀戸七福神 | 3社3寺 | 亀戸駅から周回 | 参拝込みで約2時間30分 | 例年1月1日〜7日(寺により3日・15日まで) |
| 新宿山ノ手七福神 | 7か所 | 新宿御苑前駅→牛込神楽坂駅 | 約5.2km・参拝込みで約3時間30分 | 通年(厳島神社の御朱印は正月以外は西向天神社で) |
| 東海七福神(品川) | 7か所 | 新馬場駅→大森海岸駅 | 約4.5km・歩行約80分 | 例年元旦〜成人の日 |
| 下谷七福神 | 7か所 | 鶯谷駅→三ノ輪駅 | 歩行約60分 | 例年1月1日〜31日 |
雑司が谷七福神は、区や観光協会の案内で社寺数と期間を確かめられなかったため、表から外しました。
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