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旅行
お盆の渋滞を避けるには|混む区間は上り坂とサグ部、時間帯は方向で分かれる
公開: 2026-10-25 | #夏 #旅行 #渋滞 #観光
お盆の渋滞は、運の悪さで起きるものではありません。
休みが数日に集中して同じ方向へ車が一斉に流れ、決まった地形で速度が落ちる。だから混む区間と時間帯は、ほぼ決まった形で繰り返されます。
渋滞と呼ばれるのは3つの条件が揃ったとき
高速道路会社が「渋滞」と呼ぶのは、低速走行や停止発進を繰り返す車列が時速40km以下・1km以上・15分以上の3条件を満たした状態です。
原因別の内訳は、交通集中が約75%、事故が約17%、工事が約2%。お盆に起きるのは交通集中型です。発生場所が偶然で決まらないので、先に読めます。
止まるのは上り坂とサグ部
発生源は限られた地形です。長い上り坂とサグ部が交通集中渋滞の約58%、渋滞全体で見ても約45%を占めます。
サグ部は下り坂から上り坂に変わる凹んだ区間です。勾配の変化がゆるやかで、上りに入ったと気づかないまま速度が落ちます。後続がブレーキを踏み、その後ろも踏む。減速が波のように伝わって車列が止まります。
渋滞が起きやすい地点は、上り坂・サグ部、トンネル入口部、インターチェンジ合流部、料金所部の4種類です。経路にこれが連続しているなら、迂回より鉄道のほうが到着時刻を読めます。
混む時間帯は方向で分かれる
行きにあたる下り線は午前中を中心に、帰りにあたる上り線は夕方を中心に発生します。
お盆期間の渋滞予測では、10km以上の渋滞が期間中に100回を超え、最大規模は下り・上りとも40km台に達します。
ただし時刻の幅は路線と区間で違います。一律の数字はないので、走る区間の予測を見ることになります。
条件ごとの判断
| 条件 | どうするか |
|---|---|
| 行き(都市を離れる方向)に動く日 | 午前を外す。未明に出て抜けるか、昼を過ぎてから出る |
| 帰り(都市へ戻る方向)に動く日 | 夕方を外す。昼前に切り上げるか、夜に動く |
| 経路に上り坂・サグ部・合流が連続する | 迂回ではなく鉄道へ。迂回路にも同じ形の地点がある |
| 駅から目的地まで徒歩圏で済む | 車を置いて鉄道で行く。到着時刻が読める |
| 現地では車が要るが混むのは往路の一部 | 混む区間を鉄道で抜け、現地でレンタカーを借りる |
| 休日割引で予算を組んでいた | 組み直す。お盆期間は適用除外 |
| 自由席で粘るつもりだった | 成立しない。自由席のある列車に回す |
| 行き先にマイカー規制がある | 鉄道とバスで組む。車でも乗り換えになる |
その条件なら、この行き先へ
渋滞区間を通らない行き先に替えるのが早いです。
- 上高地・松本・高山3泊4日 — 上高地公園線は通年マイカー規制で、沢渡か平湯より先へ一般車は入れません。車でも乗り換えが発生するので、鉄道とバスで組むほうが渋滞区間をまるごと外せます
- 越後湯沢日帰りモデルコース — 車なら関越道を走る区間を、新幹線でまるごと外せます。駅を出てすぐが温泉街なので、現地でも車が要りません
- 軽井沢1泊2日モデルコース — 車なら上信越道を走る区間を新幹線に替えられ、駅周辺は徒歩と自転車で回れる範囲です。車を置いていく受け皿になります
- 熱海1泊2日モデルコース — 車なら東名から小田原方面を走る区間を新幹線に替えられます。駅から温泉街と海が徒歩圏で、到着時刻の読める行き先です
- 箱根1泊2日モデルコース — 登山鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・遊覧船で現地移動が完結します。現地の道も混む時期なので、鉄道で回れる利点が大きいです
お盆は休日割引が付かない
お盆期間は土日祝でもETC休日割引が適用除外です。ゴールデンウィーク・年末年始・シルバーウィークと3連休も同じ扱いです。
休日割引は地方部の普通車・軽自動車で約30%なので、土日に走る前提の予算は合いません。残るのは午前0時から4時の深夜割引(約30%)で、曜日に関係なく効きます。併用はできず、割引率の高い方が適用されます。
鉄道に振り替えるときの注意
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始の3大ピーク期に全車指定席となり、自由席がなくなります。自由席で粘る組み方は成立しません。
自由席があるのは「ひかり」「こだま」で、通常1・2号車の2両です。のぞみの指定席化で1列車あたりの指定席は約3割増えます。
服装と持ち物
- 渋滞中の車内も、駅のホームも暑くなります。羽織れるもので調節を
- 乗り換えで歩く距離が増えます。歩けるきれいめスニーカーで