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旅行

秋は何時に暗くなる|日没が1週で10分前後ずつ前に動く

公開: 2026-10-25 | #秋 #旅行 #日没 #観光

秋の行程は、先月うまくいった時間割がそのまま使えません。

日没が週ごとに前へ動くからです。国立天文台は「秋の陽はつるべ落とし」として、秋の日の入りの時刻は急速に変化すると明記しています。

日没は1週で9〜11分、ひと月で39分前に動く

東京の日没は、秋分のころの17時37分から、10月初めに17時26分、10月中旬に17時06分、11月初めに16時46分、11月末には16時28分まで前へ動きます。

速さは一定ではありません。ひと月あたりの前倒しは10月が39分、11月が18分です。1週あたりでは、9月から10月中旬が9〜11分、10月下旬から11月上旬が6〜8分、11月下旬は2〜3分に落ちます。札幌は9月下旬から10月中旬に1週12〜13分動きます。

昼の長さも、10月初めから11月末までで東京は11時間51分から9時間57分へ114分縮みます。札幌は149分、那覇は77分で、緯度が高いほど縮み方が大きいです。

削られる時間は10月は夕方、11月は朝

東京の10月は日の出が26分遅くなり、日没が39分早まります。合計65分のうち約6割が夕方側です。11月は日の出29分、日没18分で、合計47分のうち約6割が朝側に移ります。

秋分を過ぎると、南中高度が下がる効果と南中時刻が早まる効果が、日の入りでは同じ向きに重なります。日の出では打ち消し合うため、朝が遅くなるより速く夕方が削られます。国立天文台は、日の入りが最も早いのが冬至ではなく冬至の約10日前になる理由も、この2つを合わせた結果として説明しています。

条件ごとの組み方

条件組み方
10月に出かける1週で9〜11分、ひと月で39分前に動く。先月の時間割はもう39分合わない。去年の記憶ではなく「秋の何週目か」で、最後の見どころを週ごとに前へ動かす
11月下旬以降に出かける前倒しは1週2〜3分に落ち、東京では16時28分前後でほぼ止まる。同じ時間割を数週間使い回せる。削られるのは朝側なので、見直すのは出発時刻のほう
行き先が谷筋・高原・山の斜面11月初めの東京は16時の太陽高度が8.1度しかない。南西側に高い地形があれば、暦の日没より前に日が当たらなくなる。歩きと下りの運転の所要時間を足し、行き先の日没時刻から逆算して折り返す
行き先が平地・市街・西が開けた海沿い日没の時刻まで使えるうえ、そのあとも25分前後は歩ける明るさが残る。最後の1か所をここに充てられる。ただし曇天ではその明るさが当てにならないので、日没時刻をそのまま暗くなる時刻として扱う
東日本・北日本へ行く同じ日でも日没は地域で1時間以上違う。住んでいる場所の感覚で組むと現地で破綻するので、行き先の日没時刻で組み直す
夜景やライトアップが目的日没が早いのは有利に働く。日没が16時台なので夜景の時間が夕食より前に来て、昼の観光と夜景を同じ1日に収められる

日没のあとに歩けるのは23〜30分

日没の瞬間に暗くなるわけではありません。国立天文台の定義では、太陽の中心高度が-6度になるまでが常用薄明で、日没後に歩ける明るさが残るのはこの間です。

長さは緯度で変わり、東京25〜28分、札幌30分、福岡25分、那覇23分です。東京の11月初めなら、日没が16時46分で常用薄明の終わりが17時13分です。航海薄明(-12度)の終わりは17時43分で、日没から57分後になります。

帰路に見込めるのは、この常用薄明の間だけです。照明のない区間は、その幅のうちに抜ける計画にします。

夕方の太陽高度が低いので、谷と斜面は暦より早く日が隠れる

東京の15時の太陽高度は、10月初めが27.6度、11月初めが18.6度、11月末が14.2度です。16時では、10月初めの16.3度が11月初めには8.1度まで落ちます。南中高度も10月初めの51.2度から11月末の32.7度へ下がり、日没の方位は秋分ごろの270.4度(ほぼ真西)から11月末の243.7度(西南西)へ寄ります。

つまり秋の夕方は、低い角度で西南西から日が差す状態です。南西側に山や尾根があれば、暦の日没より前に日が当たらなくなります。どれだけ早く隠れるかは地形ごとに違って数字では出せませんが、谷筋や山の斜面では暦の日没を当てにしないほうが安全です。

その条件なら、ここへ行く

同じ日でも日没は1時間半以上違い、秋の終わりには止まる

11月初めの日没は、根室16時10分、札幌16時27分、東京16時46分、金沢16時57分、福岡17時27分、那覇17時48分です。根室と那覇で1時間38分、根室と福岡でも1時間17分の差があります。

秋の終わりには、日没が動かなくなる期間も来ます。東京では16時28分が11月末から12月中旬まで約2週間続き、札幌では16時00分が12月前半に約2週間続きます。年による違いもごく小さく、東京の表を3年分照合すると差は最大1分です。

服装と持ち物

秋は日較差が大きく、暗くなる時間帯の気温が下がります。東京の平年値では、10月が日最高22.0℃・日最低14.8℃で7.2℃差、11月が16.7℃・8.8℃で7.9℃差です。

日照も秋の前半は多くありません。東京の月間日照時間は9月126.7時間、10月129.4時間、11月149.8時間、降水量は10月234.8mm、11月96.3mmです。10月は雨と曇りで、薄明の明るさが当てにならない日が増えます。

  • 下りと夕方に1枚足せるように秋の羽織ものを用意する
  • 暗い時間に歩く区間が出るので歩けるきれいめスニーカーで足元を安定させる
  • 行き先の日没時刻を出発前に調べる。住んでいる場所とは1時間以上違うことがあります

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