ハレコレHARECOLE

PR本記事はプロモーションを含みます

旅行

大町・黒部1泊2日モデルコース|朝一番で扇沢へ、湖から1,454mへ

公開: 2026-10-23 | #大町 #黒部 #1泊2日 #温泉 #中部

大町に泊まる理由は扇沢の朝一番の便です。

立山駅から扇沢までは、通り抜けるだけで約3時間。 散策を含めると8時間程度かかります。

しかも扇沢より先はマイカーが入れません。 車は扇沢に置いていくことになります。

首都圏や名古屋から当日入りすると、 黒部ダムで引き返す行程になりがちです。

ダムを渡って立山側まで抜けて戻るなら、 大町側に前泊して始発で入るしかありません。

ルートマップ|このコースの動き方※位置・距離は概略のイメージです
仁科三湖JR大糸線(信濃大町駅)信濃大町駅11:00 START2大町市街12:003木崎湖13:004中綱湖14:005青木湖14:406大町温泉郷16:30 宿泊1大町温泉郷07:302扇沢08:303黒部ダム09:004黒部湖09:405室堂11:30信濃大町駅16:30 GOAL1日目のルート2日目のルートJR大糸線(信濃大町駅)N

2日の組み方を変える条件

どちらの日に何を置くかが、この条件で決まります。

  • アルペンルートの営業期間は例年4月中旬から11月中旬です(天候で前後)。 扇沢へ上がる長野県道45号扇沢大町線も期間外は通行できません。 期間外に長野側から黒部ダムへ近づく道はありません
  • 観光放水があるのは6月下旬から10月中旬ごろです。 開通直後の4月や5月は、雪は見られても放水はありません
  • 黒部湖の遊覧船は使えません。「ガルベ」は2024年11月10日で運航終了です
  • トロリーバスは全国で終わりました。関電トンネルは2019年4月15日から電気バス、 立山トンネルも2025年4月から電気バスです。 日本最後のトロリーバスは2024年11月30日で終わりました
  • 黒部宇奈月キャニオンルート(欅平〜黒部ダム)は、旅行会社のツアー商品として申し込む形です。 2024年能登半島地震の損傷で延期され、 2026年10月1日に黒部峡谷鉄道が全線再開し、10月2日に一般公開が始まりました。 欅平のラウンジでセキュリティチェックとヘルメット配布があり、自由に歩いて入る道ではありません
  • 高瀬渓谷を足すなら、七倉から特定タクシーで約15分です。 七倉より上流は自家用車通行禁止です

1日目

  1. 11:00

    信濃大町駅に着く移動

    標高712.5mの駅です。大糸線は当駅始発・終着の普通列車が多く、特急を含む全列車が停車します。

  2. 12:00

    大町市街で黒部ダムカレーを食べる移動

    昭和40年代に扇沢の食堂が出した「アーチカレー」が原型です。2009年7月に現在の形で販売が始まり、2023年時点で約20店舗。

  3. 13:00

    木崎湖から北へ上がる移動

    仁科三湖の南端です。1.41km2・標高764mで、最深部は約30mあります。

  4. 14:00

    中綱湖を通る

    0.14km2で三湖最小です。三湖は農具川で結ばれ、断層に沿って南北に並びます。

  5. 14:40

    青木湖に着く移動

    1.86km2・標高822m。長野県で最も深い湖で、面積では諏訪湖・野尻湖に次ぐ県内3番目です。

  6. 16:30

    大町温泉郷に入る移動

    1963年に葛温泉からの引き湯が整備され、1964年に最初の宿が開業しました。源泉温度63.6℃の単純温泉です。

  7. 19:00

    翌朝の扇沢の便を確かめる

    アルペンルートは例年4月中旬開通・11月中旬閉鎖です。始発に合わせる前提なので、時刻と営業期間を先に確かめます。

2日目

  1. 07:30

    大町温泉郷を出て扇沢へ上がる移動

    県道45号扇沢大町線で谷を西へ。扇沢駅は標高1,433mです。駐車場が満車のときは約8km大町寄りの籠川臨時駐車場に回されます。

  2. 08:30

    関電トンネル電気バスで黒部ダムへ移動

    6.1kmを16分です。2019年4月15日に電気バスへ切り替わりました。扇沢より先はマイカーが入れないので、車は置いていきます。

  3. 09:00

    堤高186.0mの堰堤を渡る

    堤頂長492.0m、徒歩区間0.6km。1956年着工・1963年完成で、総工費513億円、工事中の殉職者は171人です。

  4. 09:40

    黒部湖を見下ろす

    湖面標高1,454mで扇沢駅より21m高い位置です。観光放水は6月下旬から10月中旬ごろで、毎秒10t以上が霧状に落ちます。

  5. 10:20

    黒部ケーブルカーと立山ロープウェイで上がる移動

    ケーブルカー0.8kmは景観保護と雪崩防止のため日本で唯一の全線トンネル内運行です。ロープウェイは1.7kmあります。

  6. 11:30

    立山トンネル電気バスで室堂へ移動

    3.7kmの区間です。1996年から走ったトロリーバスは2024年11月30日が最終運行で、2025年4月に電気バスへ置き換わりました。

  7. 13:30

    室堂で折り返す移動

    車が扇沢にあるので通り抜けずに戻ります。立山駅まで抜けると通り抜けだけで約3時間、散策込みで8時間程度かかります。

  8. 16:30

    信濃大町駅から帰る移動

    松本〜南小谷を直通する列車は2025年3月の改正時点で1日3本(下り2・上り1)です。2025年3月の改正で特急「あずさ」の発着は白馬までに短縮されました。

  9. 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。

1日目を谷の底に置く理由

この2日は標高が上がる順に組んであります。

  • 1日目: 木崎湖764m → 中綱湖 → 青木湖822m
  • 2日目: 扇沢駅1,433m → 黒部湖の湖面1,454m

同じ1本の断層谷を、低いところから見上げていく形です。

逆にすると見えないものが出ます。

2日目は扇沢からの往復で1日を使い切ります。

そこに湖を足すのは難しいです。 湖は市街の北にあり、ダムは西奥で、方向が逆です。

そして湖面に北アルプスが映るのは、風が無く水面が平らなときだけです。 行ける時間帯が限られるものを、動かせる1日目に置いています。

2日目の朝に扇沢へ上がる理由

朝でないと、立山側まで抜けて戻れません。

さきの約3時間は、片道を通り抜けるだけの数字です。

ここに散策と帰りの分が乗ります。

車は扇沢にあります。 長野側から富山側へ抜けてしまうと、車を取りに戻れません。

だから室堂で折り返します。

折り返す前提なら、往復で1日を使い切ります。 宿を出る時間が、行けるところを決めます。

青木湖・中綱湖・木崎湖を北へたどる

1日目に見るのは湖の並び方です。

南から木崎湖1.41km2(標高764m・最深部約30m)、 中綱湖0.14km2、 青木湖1.86km2(標高822m)。

中綱湖は三湖で最小、青木湖は長野県で最も深い湖です。 面積では諏訪湖・野尻湖に次ぐ県内3番目になります。

この3つは農具川で結ばれています。

並び方に理由があります。

仁科三湖は糸魚川・静岡構造線上の断層でできた構造湖です。 谷が南北に走っているので、湖も南北に並びます。

川が削った谷ではありません。 地面の割れ目が、湖の形と並びを決めています。

同じ谷が、黒部川まで抜けている

ここが2日でつながる構造です。

湖が並ぶこの断層谷が、北アルプスを越えて黒部川へ抜ける長野側の道でした。

だから黒部川第四発電所の資材輸送基地が大町に置かれました。

1958年に大町ルートが貫通します。 これが現在の関電トンネルで、そのままアルペンルートの長野側の入口になりました。

工事で交通が整った土地に、1963年に葛温泉からの引き湯が通り、 1964年に最初の宿泊施設が開業します。

1964年にアルペンルートが一部開通、1967年にスキー場が開業、1971年に全面開通。 大町温泉郷はこの順で発展しました。

つまり泊まる場所そのものが、工事の副産物です。

1日目に湖を見て、2日目にダムへ上がると、 断層谷・ダム・温泉街が1本の線でつながります。

堰堤の上を0.6km歩く

2日目の中心は堰堤の上を歩く0.6kmです。

堤高186.0m、堤頂長492.0mで日本一高いダムです。

1956年着工、1963年完成。 総工費513億円、工事中の殉職者は171人です。

総貯水容量は約1億9,929万m3(有効貯水容量約1億4,884万m3)です。 この水は黒部川第四発電所まで落ちていきます。

歩きながら見下ろす黒部湖の湖面標高は1,454m。 出発した扇沢駅は1,433m、トンネルの先の黒部ダム駅は1,470mです。

6.1kmのトンネルを16分走って、上がる高低差は37mです。

観光放水の時期なら、毎秒10t以上が霧になって落ちていきます。

室堂まで抜けるなら乗り物を乗り継ぐ

堰堤の先は乗り継ぎです。

黒部ケーブルカー0.8km → 立山ロープウェイ1.7km → 立山トンネル電気バス3.7km。 これで室堂に出ます。

このうち黒部ケーブルカーは全線がトンネルの中を走ります。 景観を守り、雪崩を避けるためで、乗っているあいだ外は見えません。

立山トンネルは1996年から2024年11月30日までトロリーバスでした。 2018年に関電トンネルが電気バス化した後は、日本最後のトロリーバスでした。

2025年4月から電気バスに替わり、区間表記も立山トンネル電気バス3.7kmになりました。

ルート全体は約37km、最大高低差1,975m(最高2,450m・最低475m)。

室堂は折り返し地点です。 ここから先へ進むと、扇沢の車から遠ざかります。

帰りの便に合わせること

帰りから逆算します。

扇沢の駐車場が満車のときは、約8km大町寄りの籠川臨時駐車場へ回されます。 その分、8kmの移動が行程に加わります。

鉄道で入るなら、帰りの接続が先に決まります。

松本から南小谷まで直通する列車は、2025年3月の改正時点で1日3本(下り2本・上り1本)です。 信濃大町駅始発・終着の普通列車が多いので、白馬方面へ北上する行程は乗り継ぎ前提です。

同じ改正で、特急「あずさ」の発着は南小谷から白馬に短縮されました。 南小谷〜糸魚川は非電化で、こちらも本数が限られます。 JR西日本が存廃協議の開始を表明しています。

糸魚川側から入って帰る行程は組まないほうが確実です。

夜に食べるものと、持ち帰るもの

黒部ダムカレーは堰堤をごはんのアーチ、ダム湖をカレーソースで表す形が定義です。

昭和40年代に扇沢の食堂が出した「アーチカレー」が原型で、 2009年7月に現在の名前と形で販売が始まりました。 2023年時点で約20店舗です。

1日目の昼に食べておくと、2日目は行程に専念できます。

夜はそばと山菜、ジビエです。 市役所で標高726m、年平均気温9.7℃。 谷の斜面と豪雪は水田に向きません。

水も土地のものです。 年平均降雪量454cmの雪が北アルプスに降り、 断層谷の両側から湧きます。 市の主力産業は水力発電と黒鉛電極製造です。

持ち帰るのはそばの乾麺、野沢菜漬け、おやき、くるみの焼き菓子、和菓子です。 大町固有の品というより、信州の棚がそのまま並んでいます。

信州そば ギフト お取り寄せ 2026 田舎蕎麦 乾麺 20束 40人前 ギフト そば 贈答 御祝 内祝 プレゼント 信州蕎麦 乾麺 産地直送 包装 熨斗 保存食 お歳暮 年越し お中元

信州そば ギフト お取り寄せ 2026 田舎蕎麦 乾麺 20束 40人前 ギフト そば 贈答 御祝 内祝 プレゼント 信州蕎麦 乾麺 産地直送 包装 熨斗 保存食 お歳暮 年越し お中元

¥5,090信州銘店 そば蔵 渡辺製麺・2026-10-23時点

お取り寄せ対応。荷物を増やしたくない旅は「帰ってから注文」が身軽です。

楽天で見る
卯月堂 紅葉狩20本入(信州長野のお土産 お菓子 和菓子 土産 おみやげ 長野県 銘菓 胡桃菓子長野土産 長野お土産 通販 卯月堂)

卯月堂 紅葉狩20本入(信州長野のお土産 お菓子 和菓子 土産 おみやげ 長野県 銘菓 胡桃菓子長野土産 長野お土産 通販 卯月堂)

¥2,322お土産どんぐり長野・2026-10-23時点

帰宅日に合わせて届くよう注文しておくと受け取りがスムーズ。

楽天で見る

※価格は取得時点の目安です。最新の価格・送料はリンク先でご確認ください。

宿は大町温泉郷に取る

大町温泉郷は、アルペンルートの散策基地として計画的に開かれた温泉地です。

1958年の大町ルート貫通で交通が整ったあとに作られた温泉街で、 扇沢へ上がる行程のための宿ということになります。

湯は葛温泉からの引き湯です。 源泉温度63.6℃の単純温泉で、弱アルカリ性・低張性。

1963年に引き湯が整備され、1964年に最初の宿が開きました。

黒四工事の輸送基地が置かれたから、この引湯が実現したという順番です。

1日目は湖から降りてそのまま入れます。 2日目は朝から扇沢へ向かう行程に入れます。

プチペンション アルファ

大町・黒部

プチペンション アルファ

★4.5¥9,790〜/人(2026-09-21時点)

美しい青木湖の自然と木立の中の素朴なスイス風山荘

楽天トラベルで見る
やまなか館

大町・黒部

やまなか館

★4.67¥5,000〜/人(2026-09-21時点)

☆鹿島槍スキー場スグ♪自家米や自家栽培野菜が自慢の農家民宿☆

詳細を見る楽天トラベルで見る
森のみち草

大町・黒部

森のみち草

★5¥5,900〜/人(2026-09-21時点)

たった2部屋!別荘のような家庭的ペンション。ちひろ美術館や大峰の大カエデも近くに。2食付8千円台から

楽天トラベルで見る

※料金は取得時点の最低料金の目安です。プラン・日程により変わります。

服装と持ち物

  • 堰堤の0.6kmと湖畔を歩きます。歩けるきれいめスニーカーで
  • 1日目は標高764〜822m、2日目は1,433〜1,454m。2日目は湖畔より600m以上高いので上着を1枚
  • 室堂まで抜けるなら最高2,450mです。夏でも長袖と風を通さない上着を
  • 放水の時期は水しぶきが飛びます。たためる雨具を
  • トンネルとケーブルカーは暗く冷えます。脱ぎ着しやすい重ね着で
  • 年平均降雪量454cmの土地です。開通直後は雪が残るので滑りにくい靴底を

あわせて読みたい

駅の徒歩圏から宿を探す

← 旅行の記事一覧へ