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旅行

月山・西川1泊2日モデルコース|朝いちばんの雪に、宿から上がる

公開: 2026-10-23 | #月山 #志津温泉 #1泊2日 #温泉 #東北

泊まる理由は春スキーの朝いちばんのザラメ雪です。

月山の春の雪は日射で緩みます。午後は重くなり、本番は朝の数時間です。

姥沢(月山スキー場)へは、月山ICから約11kmの山道です。 山形県道114号月山志津線で志津を経て上がり、志津から姥沢までが5.4kmです。

山形市から当日の朝に動くと、その移動が朝の数時間に重なります。

志津温泉に泊まれば、朝をそのまま滑る時間に使えます。

ルートマップ|このコースの動き方※位置・距離は概略のイメージです
月山湖(寒河江ダム)西川町の中心部11:00 START2月山湖の大噴水11:503大井沢13:204弓張平15:00G志津温泉15:40 宿泊1志津温泉06:302月山スキー場07:403弓張平12:404月山湖13:00西川町の中心部14:30 GOAL1日目のルート2日目のルートN

この2日が成立する時期は限られます

先に条件を置きます。

  • 月山スキー場の営業は4月上旬から7月下旬。真冬は雪が多すぎて開きません
  • 県道114号が開くのは4月上旬から11月上旬。道路凍結のおそれがある期間は、志津温泉〜姥沢が19時から翌朝7時まで通行止めになります(2024年の閉鎖解除は4月11日11時)。その期間は年ごとに変わるので山形県の道路規制情報で確かめてください
  • 月山湖の大噴水は4月下旬から11月上旬だけ。上がる時刻が決まっていて、冬は運転しません
  • 月山筍と山菜は雪解けのあと。進み方で年ごとに前後します
  • 山頂の月山神社本宮は7月1日から9月15日までしか開きません
  • 八合目・弥陀ヶ原は7月から10月上旬が基本で、鶴岡側からの道です
  • 冬に来るなら雪旅籠の灯り。日程は年ごとに決まるので確かめてください

この行程は4月から7月のスキー期間に合わせてあります。

1日目

  1. 11:00

    西川町の中心部に入る移動

    山形市から車で1時間前後。この一帯は本数のある路線バスがなく、実質は車が前提です。

  2. 11:50

    月山湖の大噴水を見る移動

    高さ112mで日本一の大噴水です。上がる時刻が決まっていて、期間は4月下旬から11月上旬だけ。2日目の朝は山にいるので1日目に入れます。

  3. 13:20

    大井沢で冬の手仕事を知る移動

    積雪深3m超で降雪が半年続く集落です。月山和紙と月山メノウ加工は西川町に残る冬の手仕事です。大井沢の自然と匠の伝承館には、月山めのう細工や月山和紙の体験ができる工房があります(予約が必要なものがあります)。マタギの里山文化も残ります。

  4. 15:00

    弓張平から志津温泉へ上がる移動

    西川町は町の中心部でも積雪1mを超え、志津では5〜6mになります。「かくれ積雪日本一」を名乗る土地です。

  5. 15:40

    志津温泉の宿に入る

    志津は月山参りの宿場でした。県道114号の上がり口の手前にあるので、翌朝そのまま上がれます。

  6. 18:00

    山菜と月山筍の夕食

    月山筍は万年雪のそばの笹やぶと厚い腐葉土で育ちます。採れるのは雪解けのあとで、スキーの期間と重なります。

2日目

  1. 06:30

    宿で早い朝食をとる

    月山の春の雪は日射で緩むので、本番は朝の数時間です。2024年のように解除直後の夜間通行止め(19時〜翌7時)が出る年は、朝7時より早くは上がれません。

  2. 07:00

    県道114号で姥沢へ上がる移動

    山形県道114号月山志津線は、志津から姥沢へ上がる県道です(延長5.4km)。11月上旬に閉鎖し、春にスキー場の開業へ合わせて解除します。

  3. 07:40

    月山スキー場の朝のザラメ雪

    営業は4月上旬から7月下旬まで。乗鞍岳・立山と並ぶ国内3か所の夏スキー場です。日射で雪が緩むので朝の数時間が本番です。

  4. 11:00

    志津温泉へ下りて湯に入る移動

    標高1,984mの月山の東の麓にある温泉地です。滑ったあとに湯に入って帰れます。

  5. 13:00

    弓張平と月山湖を抜けて戻る移動

    山頂の月山神社本宮は7月1日の開山祭から9月15日の閉山祭までしか開きません。八合目の弥陀ヶ原は鶴岡市側で、ここから山を越える道はありません。

  6. 14:30

    西川町の中心部で土産を見る移動

    玉こんにゃくやさくらんぼの菓子といった山形の定番は季節を問わず買えます。姥沢から山形自動車道の月山ICまでは約13kmです。

  7. 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。

なぜ滑るのを2日目の朝にするのか

2日の組み方は雪の変わり方で決まります。

月山スキー場の春は、日射で雪が緩みます。 午後の雪は重く、本番は朝の数時間です。

その朝にゲレンデのいちばん近くで起きていることが、この行程の目的です。

道の条件も重なります。

志津から姥沢へ上がる5.4kmは山形県道114号月山志津線で、冬は全面閉鎖になります。

  • 11月上旬に閉鎖
  • 春に、スキー場の開業へ合わせて解除(2024年は4月11日11時)
  • 道路凍結のおそれがある期間は、19時から翌朝7時が通行止め(区間は志津温泉〜姥沢)

この規制が出ている期間は、前夜に姥沢へ上がっておくことも、朝7時より早く入ることもできません。

規制が出ている期間は年で変わります。行く年の道路規制情報で確かめてください。

年によって変わらないのは雪のほうです。 朝に滑れる場所にいるかで、同じゲレンデの中身が変わります。

志津温泉は、その上がり口の手前にあります。

逆にすると、朝のザラメ雪が取れない

1日目に滑る順番にすると、何が起きるか。

山形市を出て、山に入って、月山ICから約11kmの山道を上がることになります。 そのうち志津から姥沢までが5.4kmです。

その移動が、朝の数時間のなかに入ります。

夜間通行止めが出ている時期なら、朝7時より早くは上がれません。 当日移動では、その7時に上がり口へ着くために、暗いうちに山形市を出ることになります。

一方、雪は日射で緩みます。午後は重くなります。

朝の数時間が本番で、そこを削ると、同じゲレンデでも別のものになります。

だから滑るのを2日目の朝に置き、1日目は麓で使うという順番にしています。

1日目に大噴水と大井沢を置く理由

1日目に回すものには共通点があります。

時間が決まっているものと、天気に左右されないものです。

月山湖大噴水は高さ112mで日本一です。

上がるのは4月下旬から11月上旬で、時刻が決まっています。

冬は止まります。

その時刻に湖畔にいる日程でないと見られません。 2日目の朝は山に上がっているので、1日目に入れるしかないものです。

大井沢は雪の話が別の形で残っている集落です。

積雪深3m超で、降雪が半年続きます。

西川町には、その半年のあいだに続いた室内の手仕事が残っています。

  • 月山和紙 — 約400年の歴史があり、雪に閉ざされる冬の農家の副業だった紙漉きです
  • 月山メノウ加工
  • 大井沢にはマタギの里山文化も残ります(環境省の里地里山保全の資料に記載があります)

大井沢の自然と匠館には、月山和紙漉きや月山めのうのアクセサリー作りができる工房があります。

雨でも雪でも中身が変わりません。 1日目の天気が悪いときの受け皿になります。

開いている日と、体験の受け付け方を先に確かめてください。

5〜6mの雪が、この山のすべてを決めている

ここで土地の条件を1つにまとめます。

月山の高さは1,984m。成層火山で、最後の噴火は約30万年前です。

山頂は鶴岡市・西川町・大蔵村・庄内町の4市町村にまたがり、 磐梯朝日国立公園のなかにあります。

日本海から来る湿った季節風が、陸で最初にぶつかる壁がこの高さです。 西川町は朝日連峰と月山に囲まれた位置にあり、町を貫く寒河江川はその両方に源を発します。

積雪はこうなります。

  • 志津温泉のあたりは5〜6mの積雪
  • 大井沢集落でも3m超
  • 町の中心部でも1mを超える(西川町は「かくれ積雪日本一」を名乗っています)

降雪は約半年続きます。

そしてこの消えない雪から、見どころが順番に出てきます。

  • 4月に始まって7月下旬まで滑れる夏スキー(乗鞍岳・立山と並ぶ国内3か所)
  • 雪が引く7月1日に合わせた山頂の開山
  • 雪を掘って宿場を作る雪旅籠
  • 万年雪のそばの笹やぶで育つ月山筍

1つの条件から全部が出ている土地です。

7月1日からの夏と、鶴岡側の八合目

出羽三山のうち、月山は標高1,984mの主峰です。

ここでも暦が雪に従います。

月山神社本宮が開くのは7月1日の開山祭から、閉じるのは9月15日の閉山祭です。 開いているのは約2か月半です。

7月以降に行くなら、もう1つ選択肢が増えます。

月山八合目(弥陀ヶ原)の湿原です。

上がれるのは7月から10月上旬が基本で、道が開く時期は雪の残り方で動きます。

ただしこれは鶴岡市側です。

姥沢や志津から山を越える道はありません。

車でも大きく回ることになるので、この2日には組み込めません。

別の旅として考えてください。

志津は月山参りの宿場でした

泊まる場所についても、理由があります。

志津は月山参りで賑わった宿場でした。

冬の雪旅籠の灯りは、その宿場町を雪のなかに再現する催しです。

いまもこの集落に宿が集まっています。

姥沢への上がり口の手前に宿があるという配置も、その続きです。

月山筍と山菜は雪解けのあとの食べ物です

夜の食事にも土地の条件が出ます。

この土地の山菜料理は、月山に登る人の行動食から、宿場の宿が出すもてなし料理へ組み上げられてきたものです。

月山筍(ネマガリタケ)が育つのは、万年雪のそばの笹やぶです。

雪が遅くまで残るので、採れる時期も遅くなります。

採れはじめるのは5月初旬です。スキー場が開いているのは4月上旬から7月下旬なので、期間が並びます。

この行程では、夜にその雪が育てたものを食べて、朝にその雪の上を滑るという並びになります。

そば粉を自家の石臼で挽く店もあります。

田が限られる山あいの土地に合った作りです。

車とタイヤと予約の話

実務です。

公共交通では2日とも回りきれません。

山形駅から高速バスで月山口まで70分、 その先は事前予約制の町営デマンドバスです。

本数のある路線バスはありません。

姥沢は山形自動車道の月山ICから約11kmです。

2日目は県道114号の規制時間に合わせて動くので、 その時期の夜間通行止めの有無と出発時刻を、前夜に宿で確かめておくのが確実です。

冬に来る場合は条件が変わります。

町の中心部でも積雪1m超、志津では5〜6mです。 除雪した道の両側が雪壁になります。

冬タイヤが前提で、雪道の運転に慣れている必要があります。

雪旅籠の灯りは会場に駐車場がありません。 弓張平公園に置いてシャトルバスで入ります。

人が集中するのは土曜の夕方です。

持ち帰るものは2つに分かれます

月山筍と山菜は、雪解けのあとの短い季節のものです。

雪解けの進み方で時期が動くので、行った時期で手に入るものが変わります。

雪室・雪中の保存食もこの土地のものです。 半年雪に閉ざされるので、雪そのものを貯蔵庫に使うという発想が残っています。

時期に関係なく持ち帰れるのは、日持ちする山形の定番です。

  • 玉こんにゃく — 丸いこんにゃくを醤油味で煮て串に刺す山形の郷土食です。袋入りで持ち帰れます
  • さくらんぼの菓子 — 全国の収穫量の7割以上が山形県のものです。ゼリーなら季節を外しても買えます

月山和紙と月山メノウ加工も季節に縛られません。 冬の手仕事として続いてきたものです。

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宿は志津の集落に取る

志津温泉は月山の麓の温泉地です。

宿は集落にまとまっています。

この行程で大事なのは位置です。

県道114号の上がり口の手前に泊まる。 これだけで2日目の朝が変わります。

雪が緩む前の数時間を取るなら、 山形市や寒河江から通う形では、その数時間に移動が入ります。

早い朝食に対応してもらえるかを、予約のときに確かめてください。

温泉地なので、滑ったあとに湯に入って帰れます。

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服装と持ち物

  • 1日目は集落と湖畔を歩きます。歩けるきれいめスニーカーで
  • 春でもゲレンデは雪の上です。防水の靴を別に用意してください
  • 雪の上は照り返しがあります。サングラスと日焼け止めを用意してください
  • 朝の山上は冷えます。羽織りものを1枚多めに
  • 午後は雪が緩んで濡れます。着替えを1組
  • 冬に来るなら冬タイヤ。雪壁のあいだを走ります

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