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旅行
西伊豆・堂ヶ島日帰りモデルコース|天窓洞とトンボロ、白と黒のなまこ壁
公開: 2026-10-23 | #西伊豆 #堂ヶ島 #日帰り #観光 #中部
西伊豆は伊豆半島の駿河湾側です。
同じ伊豆でも、熱川・東伊豆や熱海とは 海の向きが逆になります。
東伊豆は太平洋を向いて朝日の海、 西伊豆は駿河湾を向いて夕日の海です。
ここが行程を組むうえでいちばん効きます。
日帰りだと夕日が見られません
先に正直に書きます。
西伊豆の一番の売りは駿河湾に落ちる夕日です。 そして日帰りだと、それを見ずに帰ることになります。
東京から西伊豆へは、三島で伊豆箱根鉄道に乗り換えて 修善寺駅からバスで1時間半前後。 半島を横断するので、片道で4時間近くかかります。
日の入りまで残ると、帰りのバスと電車が間に合いません。 夕日を見たいなら泊まるしかないのが、この土地の構造です。
それでも日帰りで行く価値はあります。 天窓洞とトンボロは昼の潮と光でしか見られないものなので、 日中に集中して回るという組み方は成り立ちます。
1日の流れ
- 09:30
修善寺駅からバスで西へ移動
東京からだと三島で伊豆箱根鉄道に乗り換え、修善寺駅からバスで1時間半前後。早朝発になります。
- 11:00
堂ヶ島に着く移動
駿河湾に面した海食崖の海岸です。白い凝灰岩が波に削られた地形が続きます。
- 11:30
洞くつめぐりの遊覧船に乗る
天然記念物の天窓洞を海から見る船です。白い凝灰岩に波が開けた海食洞で、中央の天井が丸く抜けています。
- 13:00
堂ヶ島で昼食
駿河湾の魚が土地のものです。深い湾なので、ほかの海では揚がらない魚が入ります。
- 14:00
三四郎島のトンボロを見る
象島・中ノ島・高島・沖ノ瀬島の4島です。干潮時に幅約30mの石の道が現れ、陸から象島まで歩いて渡れます。
- 15:30
松崎のなまこ壁を歩く移動
壁に平瓦を貼り、継ぎ目を漆喰でかまぼこ状に盛った建物が残る町です。白と黒の格子模様になります。
- 17:00
帰る移動
バスの本数が限られます。西伊豆の夕日は日帰りだと見られないことが多いです。
- 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。
天窓洞は天井が丸く抜けている
堂ヶ島の海岸は白い凝灰岩でできています。
火山灰が固まった柔らかい岩なので、波に削られやすいです。 その結果できたのが海食洞で、その代表が天窓洞です。
天然記念物に指定されています。
名前の由来は構造そのものです。 洞窟の中央部の天井が丸く抜けていて、そこから光が差し込みます。 だから「天窓」です。
光が水に反射して青く見えるので、 「伊豆の青の洞窟」とも呼ばれます。
洞くつめぐりの遊覧船で海から入れます。 コースは複数あり、どのコースでも天窓洞は見られます。
船の運航は海の状態で決まります。 波が高いと欠航します。行く前に運航状況を確かめてください。
三四郎島のトンボロは干潮時だけ
堂ヶ島の沖に浮かぶのが三四郎島です。
象島・中ノ島・高島・沖ノ瀬島の4島をまとめてこう呼びます。
ここで起きるのがトンボロという現象です。
干潮になると、幅約30mの石の道(石洲)が海から現れ、 陸と象島がつながります。 歩いて島まで渡れます。
これは静岡県の天然記念物に指定されています。
ただし条件があります。
- 春から秋にかけて、主に大潮の時期
- 干潮の時間帯だけ
つまりいつ行っても渡れるわけではありません。 潮位によって現れる時間が変わるので、 行く日の干潮時刻と潮位を事前に調べてください。
渡れなくても、4つの島が浮かぶ海の風景は見られます。 ただ「渡る」ことを目的にするなら、潮の確認が必須です。
渡るなら戻る時間を決めておく
これは安全の話です。
トンボロは潮が満ちれば消えます。 渡ったまま潮が満ちると、島から戻れなくなります。
島に渡ったら、何時までに戻るかを先に決めてください。 干潮の時刻から逆算して、余裕を取ることです。
松崎のなまこ壁は白と黒の格子
堂ヶ島から南へ下ると松崎です。
ここに残っているのがなまこ壁です。
構造を説明すると分かりやすいです。 壁に平らな瓦を貼り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ状に盛り上げる。 盛った漆喰の形がなまこに似ているので、この名前になりました。
できあがると黒い瓦と白い漆喰の格子模様になります。
これは装飾ではなく実用です。 瓦を貼ることで風雨と塩害から土壁を守るためにこうなっています。 海沿いの町だから必要だった、という理由がはっきりしている建築です。
松崎は桜葉の産地でもあります。 桜餅を包むあの葉のほとんどが、この町で作られています。
バスの本数は限られます
実務の注意です。
修善寺駅と堂ヶ島・松崎を結ぶバスは本数が限られます。 半島を横断する長い路線なので、都市のバスのようには来ません。
帰りの便を最初に確かめてから動いてください。 1本逃すと予定が崩れます。
行く前に時刻を確認してください。ダイヤは変わります。
お土産は桜葉と駿河湾の魚
桜葉の加工品が松崎のものです。 駿河湾の魚の干物や加工品も土地のものです。
駿河湾は日本でいちばん深い湾なので、 ほかの海では揚がらない魚が入ります。
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泊まると夕日が見られる
繰り返しになりますが、西伊豆に泊まる理由は夕日です。
宿が西を向いています。 部屋や露天から駿河湾に日が落ちるのを見られる宿があります。 晴れていれば、その手前に富士山の影が入ります。
これは東伊豆ではできません。 海の向きが逆だからです。

西伊豆・堂ヶ島
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服装と持ち物
- トンボロを渡るなら濡れてもいい靴にしてください。石の上は滑ります
- 海岸の遊歩道も歩きます。歩けるきれいめスニーカーで
- 遊覧船は風を受けます。羽織りものを1枚
- 日差しが海面から反射します。帽子があると楽です
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