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旅行
南魚沼・六日町1泊2日モデルコース|雲洞庵で学び、坂戸山で育った土地
公開: 2026-10-23 | #南魚沼 #六日町 #1泊2日 #観光 #中部
南魚沼に1泊で来る理由は2つです。
1つは坂戸山に朝から登れること。 標高差470mの山城跡なので、午後から登るには時間が足りません。
もう1つは八海山麓の魚沼の里まで足を伸ばせることです。
この2つは日帰りでは両方入りません。
六日町は街道の分岐点だった
まずこの町の立ち位置です。
六日町は、三国街道と清水街道の分岐点でした。
さらに「上田船道」と呼ばれる水運の終点でもありました。
陸の道が分かれ、川の舟運が終わる場所です。 古くは上田庄と呼ばれ、 軍事・交通上の重要な拠点として扱われていました。
いまは静かな町ですが、 なぜここに城があったのかという問いの答えがこれです。
1日目
- 11:00
六日町に着く移動
越後湯沢から上越線で20分前後。古くは上田庄と呼ばれ、三国街道と清水街道の分岐点でした。
- 11:40
六日町で昼食
南魚沼は魚沼産コシヒカリの産地です。水の質がよく、野菜と日本酒も土地のものです。
- 13:00
雲洞庵へ移動
約1300年の歴史がある曹洞宗の古刹です。幼少の上杉景勝と直江兼続がここに預けられて学びました。
- 14:30
石畳の文字を踏んで歩く
赤門から本堂までの石畳に、法華経が一石一字ずつ刻まれています。踏みながら歩くと御利益があるとされます。
- 16:30
六日町温泉の宿に入る移動
駅の近くに湯があります。魚野川の谷に沿った町なので、山が近く見えます。
- 19:00
夜は魚沼の米と酒
魚沼産コシヒカリと、八海山の麓で造られる日本酒が土地のものです。
2日目
- 08:00
坂戸山に登る移動
山頂が標高634m、麓との標高差は470mあります。北条氏や織田氏の侵攻を防いだ山城の跡です。
- 10:00
坂戸城の本丸跡に立つ
山頂の平坦地が本丸といわれる場所です。直江兼続が上杉景勝とともに幼年期を過ごしたのがこの山です。
- 12:00
魚沼の里へ移動
八海山麓の広い敷地に、醸造蔵やショップ、食事処など13の施設が点在します。
- 13:30
八海山を見る
魚沼の里から八海山が見えます。日本酒の名前になっている山が、この敷地の背後に立っています。
- 15:00
六日町駅から帰る移動
上越線の本数は限られます。帰りの便は朝に決めておいてください。
- 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。
雲洞庵の石畳は法華経が刻まれている
1日目に行くのが雲洞庵です。
約1300年の歴史がある曹洞宗の古刹で、 「越後一の寺」「日本一の庵寺」と呼ばれます。
いちばん有名なものが石畳です。
赤門から本堂までの石畳に、法華経が一石一字ずつ刻まれています。
参道の石1つに、経文の文字が1字。 それが門から本堂まで並んでいます。
その文字を踏みながら歩くと御利益があるとされます。
歩くときは足元を見てください。 1つ1つの石に文字があるのが分かります。
「雲洞庵の土踏んだか」という言葉
この石畳から生まれた言葉があります。
「雲洞庵の土踏んだか」
「あの石畳を踏んだか=雲洞庵に参ったか」という問いかけです。
言葉として残っているということは、 この寺に参ったかどうかが、人に聞くほどのことだったという意味です。
石畳を1字ずつ踏んで本堂まで行く。 それ自体が参拝の行為になっている、という構造の寺です。
本堂は豪雪に耐えるために組まれた
本堂にも理由があります。
- 室町期に上杉憲実が建立
- 江戸期の1707年に再建
- 豪雪に耐える頑丈な木組み
- 県の文化財
豪雪に耐えるためという点が重要です。
南魚沼は雪が深い土地です。 屋根に積もる雪の重さを支えるために、 木組みを頑丈にする必要がありました。
本堂の梁や柱が太いのはそのためです。 この建物の形は、雪が決めています。
上杉景勝と直江兼続がここで学んだ
この土地の軸になる話です。
幼少の上杉景勝と直江兼続が、 十三代住職・通天存達に預けられて、雲洞庵で学びました。
上杉家の当主になる人物と、 その生涯の家臣になる人物が、子どもの頃に同じ寺で学んだということです。
2人の関係の出発点がここにあります。
そして2人が幼年期を過ごしたのが、翌日に登る坂戸山です。 六日町は直江兼続の誕生地ともいわれます。
寺で学び、山城で育った。 この2つを順に見るのが、この行程の中身です。
坂戸山は標高634m、標高差470m
2日目の朝に登るのが坂戸山です。
ここに坂戸城がありました。
- 山頂は標高634m
- 麓との標高差は470m
- 山頂に「本丸」といわれる平坦地がある
- 麓に城主の居館と家臣団の屋敷があった
- 北条氏や織田氏の侵攻をも防いだ山城
標高634mは東京スカイツリーと同じ高さです。
ただ、効いているのは標高差470mのほうです。
麓から470m登らないと本丸に着かないということです。 攻める側は、鎧を着てこれを登ります。
北条氏や織田氏の侵攻を防いだというのは、この高さの結果です。
朝に登るのが正解です
2日目の朝に登るように組んであるのには理由があります。
標高差470mを登って下りると、往復で2時間から3時間かかります。
日帰りだと、昼に着いてから登ることになります。 夏なら日差しの強い時間、冬なら日が傾く時間です。
朝から登れば、涼しい時間に上がって、下りてから昼になります。 そのあと魚沼の里に回る時間も残ります。
- 登山靴か、底の厚い靴で来てください
- 水を持ってください
- 雨の後はぬかるみます
- 冬は雪で登れません
麓の居館跡と城下だけ見るという選択もあります。 歴史の構造は、麓からでも説明できます。
魚沼の里は八海山の麓にある
2日目の後半が魚沼の里です。
八海山麓の広い敷地に、醸造蔵やショップ、食事処など13の施設が点在します。
日本酒のほか、地ビールや土産もあります。
ここで分かることがあります。 酒の名前になっている八海山が、この敷地の背後に立っていることです。
瓶のラベルで見ていた名前が、実際の山としてそこにあります。
そしてその山の雪が溶けた水で酒を造っているという関係です。 米と水と山が1つの話になります。
米がいいのは水がいいから
南魚沼は魚沼産コシヒカリの産地です。
押さえておくといいのはこの点です。 水の質が大変よく、新鮮な野菜も多く作られています。
米がいいのは水がいいからです。 そしてその水で日本酒も造られます。
- 雪が多い → 雪解け水が豊富で質がいい
- → 米がよく育つ
- → その米と水で酒を造る
雲洞庵の本堂が雪のために頑丈に組まれているのと、 この米と酒は同じ理由から出ています。
雪が深い土地だということが、この土地のすべてを決めています。
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上越線の本数は限られます
実務です。
六日町へ入る上越線は本数が限られます。
越後湯沢から20分ですが、1時間に何本もありません。 2日目の帰りの便は朝のうちに決めてください。
雲洞庵・坂戸山・魚沼の里はいずれも駅から離れています。 車があるほうが確実です。
行く前に時刻を確認してください。ダイヤは変わります。
宿は六日町温泉が動きやすい
六日町温泉は駅の近くにあります。
ここに泊まる利点は位置です。
坂戸山の登り口に近く、山を下りた足でそのまま湯に入れます。 2日目の朝に登るなら、これがいちばん楽な配置になります。
魚野川の谷に沿った町なので、山が近く見えます。
魚沼産コシヒカリと、八海山の麓で造られる日本酒を出す宿があります。 米と酒が目的なら、食事の内容を予約のときに確かめてください。

南魚沼・六日町
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- 坂戸山は山です。歩けるきれいめスニーカーなら底の厚いものを
- 水を持ってください。山の上に自販機はありません
- 登ったあとに湯に入るので、着替えを1組あると楽です
- 雲洞庵の石畳は足元を見ながら歩きます。歩きやすい靴で
- 谷あいなので、街より気温が低いです。羽織りものを1枚
- 冬は雪が深い土地です。坂戸山には登れません。装備を別に考えてください

