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旅行

栗原・登米1泊2日モデルコース|夜明け前に沼へ、音が聞こえる

公開: 2026-10-23 | #栗原 #登米 #伊豆沼 #1泊2日 #東北

栗原に泊まる理由は夜明けです。

伊豆沼では、朝日を背景に数万羽のマガンが一斉に飛び立ちます。

これは日の出前に沼に着いていないと見られません。

東京から新幹線で来ると、 日帰りでは間に合いません。

ルートマップ|このコースの動き方※位置・距離は概略のイメージです
伊豆沼JR東北新幹線(くりこま高原駅)くりこま高原駅11:00 START2みやぎの明治村12:003旧登米高等尋常小学校15:00 宿泊1伊豆沼06:002栗駒山を見る11:30くりこま高原駅14:00 GOAL1日目のルート2日目のルートJR東北新幹線(くりこま高原駅)N

マガンが来るのは秋から冬です

先に実務を書きます。

伊豆沼はラムサール条約の登録湿地です。

マガンとオオハクチョウの越冬地として知られ、 マガン、オオヒシクイの越冬地として全国でも最大級の飛来数を誇ります。

越冬地という言葉が条件を示しています。

鳥が来るのは秋から冬です。

春から夏に行っても、マガンはいません。

この旅は秋から冬のものです。 それ以外の季節に行くなら、登米の明治村が主になります。

1日目

  1. 11:00

    くりこま高原駅に着く移動

    東京から東北新幹線で2時間20分前後。宮城県の北にある駅です。

  2. 12:00

    みやぎの明治村へ移動

    登米の町並みです。明治時代の洋風建造物が立ち並びます。

  3. 13:30

    旧登米高等尋常小学校を見る

    国の重要文化財です。明治の学校建築がそのまま残っています。

  4. 15:00

    旧水沢県県庁舎を見る

    明治の一時期だけ存在した水沢県の庁舎です。県の名前が残っていないことが、建物から分かります。

  5. 17:00

    宿に入る移動

    栗原と登米の宿は駅と街の周りに集まります。伊豆沼の近くに泊まると翌朝が楽です。

  6. 19:00

    夜は宮城の米と料理

    宮城は米の産地です。ひとめぼれとささにしきが土地の品種です。

2日目

  1. 06:00

    夜明け前に伊豆沼へ移動

    マガンは夜明けに一斉に飛び立ちます。それを見るには日の出前に沼に着いている必要があります。

  2. 06:30

    マガンの飛び立ちを見る

    朝日を背景に、数万羽のマガンが一斉に飛び立つ瞬間が観察できます。来るのは秋から冬です。

  3. 09:00

    沼のまわりを歩く

    ラムサール条約の登録湿地です。飛び立ったあとの沼は静かになります。

  4. 11:30

    栗駒山を見る移動

    宮城・岩手・秋田の境にある山です。伊豆沼に来る水の源でもあります。

  5. 14:00

    くりこま高原駅から帰る移動

    東北新幹線で東京まで2時間20分前後です。

  6. 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。

数万羽が一斉に飛び立つ

伊豆沼でもっとも知られている風景です。

朝日を背景に、数万羽のマガンが一斉に飛び立つ瞬間です。

これは夜明けに起こります。

マガンは夜を沼の上で過ごします。 水の上にいると、キツネなどに襲われないからです。

そして朝になると、餌を探しに田んぼへ飛んでいきます。

このとき一斉に飛び立ちます。

数万羽が同時に羽ばたくので、 音が聞こえます。

これがこの旅のすべてです。 写真で見るのと、その場で音を聞くのは違います。

5時台に宿を出ることになります

実務として重要です。

秋から冬の日の出は6時から7時ごろです。

飛び立ちは日の出の前後です。

だから5時台に宿を出ることになります。

  • 宿に「朝が早い」ことを伝えておいてください
  • 朝食は後回しになります
  • 車で移動します。この時間はバスがありません

そして暗いうちに沼に着きます。 懐中電灯があると安全です。

気温は氷点下になります

もう1つの実務です。

冬の宮城の朝は氷点下です。

沼のそばなので、風が通ります。

  • 防風の上着
  • 手袋
  • 帽子
  • 厚手の靴下

これを用意してください。

1時間以上、外で待つことになります。 寒さで諦めると、見られません。

なぜ伊豆沼に鳥が集まるのか

理由は地形と農業です。

伊豆沼は浅い沼です。 だからマガンが足を着けて眠れます。

そして周りが田んぼです。 刈ったあとの田に落ち穂が残ります。

つまり、

  • 夜は沼で眠る(安全)
  • 昼は田んぼで食べる(餌がある)

この2つがそろっているから、鳥が集まります。

人が米を作っている土地だから、鳥が来るということです。 自然だけの話ではありません。

飛び立ったあとの田んぼを見ると、 鳥が落ち穂を食べているのが分かります。

みやぎの明治村は洋風建築が並ぶ

1日目に向かう登米には、 みやぎの明治村と呼ばれる一帯があります。

明治時代のハイカラな洋風建造物が立ち並ぶエリアです。

ここに、

  • 国の重要文化財の旧登米高等尋常小学校
  • 旧水沢県県庁舎

などの明治の面影を残す建物が保存されています。

消えた県の庁舎が残っている

ここが面白い点です。

旧水沢県県庁舎という名前に答えがあります。

水沢県という県は、いまありません。

明治の初めには、 県の区分が何度も変わりました。

水沢県は明治の一時期だけ存在した県です。 そして登米にその県庁が置かれました。

つまりここは一時期、県庁所在地だったということです。

県庁があるから、 洋風の役所と学校が建てられました。

そして県が廃止されたあとも、建物が残りました。

街が大きくならなかったので、 建て替えられずに済んだという面もあります。

県が消えたから建物が残った。 これがみやぎの明治村の中身です。

旧登米高等尋常小学校は明治の学校

旧登米高等尋常小学校は国の重要文化財です。

明治の学校建築がそのまま残っています。

教室、廊下、窓。 明治の子どもがどういう建物で学んだかが分かります。

木造の洋風建築で、 和風の技術で洋風の形を作ったという造りです。

大工は洋風の建物を作ったことがありません。 だから日本の木組みで、西洋の形に見えるように作りました。

細部を見ると、その無理が見えます。 それが明治の建築の面白さです。

1日目に明治村、2日目に沼という順番

この行程は1日目に登米、2日目に伊豆沼という順です。

理由は朝の時間です。

伊豆沼の飛び立ちは夜明けなので、 2日目の朝に入れるしかありません。

そして宿を伊豆沼の近くに取る必要があります。

だから1日目に登米を回って、 夕方に沼の近くへ移動するという形になります。

栗駒山は伊豆沼の水の源

2日目の後半に栗駒山を見るようにしてあります。

宮城・岩手・秋田の境にある山です。

ここに意味があります。

伊豆沼に来る水は、この山の方から流れてきます。

山に降った雪と雨が、 川になって平野を流れ、沼に溜まります。

そしてその水で米を作り、その米の落ち穂を鳥が食べます。

  • 山に雪が降る
  • 水が平野を流れる
  • 沼ができ、田んぼができる
  • 鳥が来る

飛び立ちを見た朝に山を見ると、 この連鎖の最初が見えます。

車が前提です

実務の注意です。

くりこま高原駅から伊豆沼も登米も離れています。

路線バスはありますが、本数が限られます。

車が前提です。 駅でレンタカーを借りるのが現実的です。

そして夜明けに動くので、車がないと無理です。 この時間はバスがありません。

宮城の米とずんだ

宮城は米の産地です。 ひとめぼれとささにしきが土地の品種です。

ずんだは枝豆をすりつぶした餡です。 菓子にしたものが持ち帰りに向きます。

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宿は伊豆沼の近くを選ぶ

この一帯の宿は駅と街の周りに集まります。

ただ、この旅では伊豆沼に近いかどうかが決定的です。

夜明けに沼に着く必要があるので、 移動時間が短いほうがいいです。

くりこま高原駅の周りからだと、車で20分ほどです。 それでも5時台に出ることになります。

予約のときに、朝が早いことを伝えてください。

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服装と持ち物

  • 沼のまわりの道と、明治村の建物を歩きます。歩けるきれいめスニーカーで
  • 明治村の建物は靴を脱いで上がります。脱ぎ履きしやすい靴で
  • 冬の朝は氷点下です。防風の上着、手袋、帽子、厚手の靴下を
  • 暗いうちに沼に着きます。懐中電灯があると安全です
  • 鳥を見るなら双眼鏡があると楽です
  • 1時間以上外で待ちます。寒さの備えを厚めに

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