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旅行

喜多方1泊2日モデルコース|朝のラーメンに、前泊でしか並べない

公開: 2026-10-23 | #喜多方 #会津 #1泊2日 #温泉 #東北

喜多方に泊まる理由は朝ラーです。

朝食の時間から開ける店で食べるラーメンで、 スープが切れた時点で閉める店が多いです。

人気店では開く前から受付の列ができます。

東京から東北新幹線で郡山まで77分、 そこから磐越西線を乗り継いで当日向かうと、開く時間には着けません。

前泊しないと、列の後ろにも並べないということです。

ルートマップ|このコースの動き方※位置・距離は概略のイメージです
濁川JR磐越西線喜多方駅13:30 START2蔵の町並み14:003日中線の遊歩道15:004日中線記念館16:00G山側の温泉地17:00 宿泊朝ラー07:00 START2醸造の蔵09:003新宮熊野神社10:30喜多方駅14:30 GOAL1日目のルート2日目のルートJR磐越西線N

スープが切れたら、その日は終わりです

朝ラーは開くのが早い代わりに、終わるのも早いです。

午前のうちに閉める店が多いので、昼に動き出すと選択肢が消えます。

ラーメン店は市内に110店舗以上あります。

ただし行きたい店が開いているかは、動き出す時刻で変わります。

開ける時間は店ごとに違うので、泊まる前に調べておいてください。

この行程は2日目の朝を最優先に置くという前提で組んでいます。

山側と町で、見える季節が違います

しだれ桜は例年4月中旬です。 雪国で春が遅いので、会津若松や福島市より遅れます。

大イチョウの黄葉は例年11月中旬から下旬。 落葉後の光景は散り方次第で、さらに期間が短くなります。

そして旧熱塩加納村・旧山都町・旧高郷村は特別豪雪地帯です。

冬に山側へ入るなら冬タイヤが前提で、季節で閉まる施設があります。

1日目に山側、2日目に町という順番は、この条件から決めています。

1日目

  1. 13:30

    喜多方駅に着く移動

    東京から東北新幹線で郡山まで77分。会津若松で乗り換え、会津若松から喜多方は16.6kmです。

  2. 14:00

    蔵の町並みを歩く移動

    良質な水・米・麦・大豆で醸造が栄え、保存のために蔵が建ちました。市内におよそ4,200棟あります。

  3. 15:00

    日中線の遊歩道を北へ移動

    1938年8月開業、1984年4月1日廃止の全長11.6km・4駅の跡です。約3kmに約1,000本のしだれ桜が並びます。

  4. 16:00

    日中線記念館(旧熱塩駅)へ移動

    終点の旧熱塩駅を喜多方市が整備しました。転車台跡・旧型客車・ラッセル車が保存展示されています。

  5. 17:00

    山側の温泉地へ移動

    線名の由来は熱塩駅付近の日中温泉です。旧熱塩加納村は特別豪雪地帯なので、冬は道の状況を先に確かめてください。

  6. 18:30

    宿に入る

    翌朝は早い時間から動きます。朝ラーの人気店は開く前から受付の列ができるので、夜は早く締めます。

  7. 19:30

    夜は地酒と醸造のもの

    飯豊山の伏流水と米で酒造りが根づいた町です。味噌と醤油も同じ水から来ています。

2日目

  1. 06:40

    受付ボードを見に行く

    人気店は開く前から受付の列ができます。並ぶ順を先に取ります。

  2. 07:00

    朝ラーを食べる

    朝食の時間から開ける店でだけ成立します。あっさりした醤油のスープが朝食の形として定着しています。

  3. 09:00

    醸造の蔵を見る移動

    酒・味噌・醤油の蔵です。市内におよそ4,200棟あり、大半が現役です。蔵が増えた直接の契機は1880年(明治13年)の大火です。

  4. 10:30

    新宮熊野神社の長床へ移動

    柱44本の国の重要文化財で、寝殿造の主殿形式を色濃く残します。市街地から離れていて車のほうが回れます。

  5. 11:30

    大イチョウを見る

    樹齢約800年、高さ30m、根元周り8.1m。黄葉は例年11月中旬から下旬です。

  6. 13:00

    2杯目のラーメン移動

    市内110店舗以上なので、朝と昼で違う店を比べられます。スープ切れで閉まる店があります。

  7. 14:30

    喜多方駅から帰る移動

    会津若松で乗り換えます。郡山から東京までは東北新幹線で77分です。

  8. 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。

逆にすると朝ラーが消えます

順番の理由です。

2日目の朝いちばんに町にいる必要があります。 だから宿には1日目の夜までに入っておく形になります。

逆にして2日目に山側へ向かうと、 朝ラー・山側の往復・乗り換え2回の帰りを1日に詰めることになります。

帰りは会津若松で乗り換え、郡山からの新幹線です。 山側から戻る時間を足すと、どこかを削ることになります。

それに日中線の跡は駅から北へ向かう道です。

着いた日にそのまま北上できるので、 1日目の午後を山側に使うほうが動きに無駄がありません。

11.6kmの線路跡を、北へたどる

1日目の午後にたどるのは旧国鉄日中線の跡です。

全長11.6km・4駅。1938年8月開業、1984年4月1日廃止 (最終運行は3月31日)。

1日3往復(早朝1往復・夕刻2往復)しか走らず、 「日中は走らない日中線」と呼ばれました。

もとは今市〜米沢を結ぶ野岩羽線(東北中央縦貫鉄道)構想の一部です。

つまり米沢側まで山を越える計画の、喜多方側の入口だけが開業しました。

線名は熱塩駅付近の日中温泉から来ています。

終点に転車台の跡が残っている

廃線跡は自転車歩行者道になり、 約3kmに約1,000本のしだれ桜が並びます。

遊歩道の途中では、この線を走っていたSLが保存展示されています。

終点だった旧熱塩駅は、いまは喜多方市の日中線記念館です。 転車台跡・旧型客車・ラッセル車が置かれています。

転車台は機関車の向きを変える設備です。

日中線は熱塩が終点の盲腸線で、その終点側に転車台の跡が残っています。

ここを1日目の夕方に置くのは、 2日目の朝を朝ラーだけに空けておくためです。

2日目の朝、スープは町の水で説明がつく

朝ラーはあっさりした醤油のスープで、朝食の形として定着しています。

多加水の平打ち縮れ麺は、水を多く加えて熟成させた麺です。

その麺に加える水と、合わせる地元の醤油は、 どちらも飯豊山の伏流水から来ています。

前日に山側まで行っていると、この関係が見えます。

山の雪が扇状地の先で湧き、その水が朝の1杯になっている。

山を先に見る順番には、この意味もあります。

蔵は大半が、いまも現役です

水・米・麦・大豆がそろい、酒・味噌・醤油の醸造が栄えました。

保存のために建てたのが蔵で、市内にいまも数多く残っています。

粗壁・白亜・黒漆喰などがあり、大半が現役です。

蔵が増えた直接の契機は1880年(明治13年)の大火です。 蔵造りが焼け残ったことで家財を守る建物として注目され、 以降は豪商が競って豪華な蔵を建てました。

2日目の午前に蔵の通りを歩くのは、朝ラーの直後に動けるからです。

蔵は見せるために建った建物ではありません。 醸造のための設備が、そのまま町の景観として残ったということです。

午後に長床を置く理由

慶徳町にある新宮熊野神社。 その拝殿「長床」は寝殿造の主殿形式を色濃く残す国の重要文化財で、 柱が44本あります。

境内には高さ30mの大イチョウが立ちます。 樹齢は約800年、根元周りは8.1mです。

天喜3年(1055年)に源頼義が勧請したと伝わります。これは伝承です。

ここを2日目の午後に置くのは、午前を朝ラーと蔵の通りに使うからです。

市街地から離れていて、鉄道だけでは回りにくい場所です。

車なら磐越自動車道の会津若松ICから約20分。 帰りも会津若松で乗り換えます。

町の標高は212m、山側は特別豪雪地帯

面積554.63km²、人口40,049人(2026年9月1日推計)、 市街地の標高212m。 2006年1月4日に熱塩加納村・塩川町・山都町・高郷村と合併した市域です。

市の全域が豪雪地帯、 旧熱塩加納村・旧山都町・旧高郷村は特別豪雪地帯です。

平年値は年平均気温11.4℃・年平均降水量1,561.9mm・年平均日照1,669.2時間。 極値は最高38.4℃(2025年7月29日・8月4日)と 最低-18.1℃(2006年1月10日)です。

泊まりで山側に入るなら、 標高212mの町と山側では条件が違う前提で服と靴を決めてください。

列車は気動車だけ、西は1日11往復

実務です。

来るときに乗った16.6km(会津若松〜喜多方)は、 2022年3月12日の改正で電車の定期運転と快速「あがの」が廃止された区間です。

電化そのものも2024年5月17日付で廃止。 架線も電柱も配電線も、すでに撤去されました。

喜多方から西(山都・野沢)は1日11往復。 喜多方〜山都は9.9kmです。

この区間は2022年8月4日に濁川橋梁(1910年築)が崩落し、 8月10日からバス代行に切り替わりました。 橋脚を作り直し、桁を再利用して、 約15億円をかけて2023年4月1日に全線復旧しています。 本数は被災前と同じです。

2日目に西へ足を伸ばすなら、 乗り継ぎを外すと次が来るまで待つ区間だと分かって動いてください。

お土産は麺と漆器の2系統

持ち帰るものは2系統です。

ひとつは喜多方ラーメンの麺。 多加水の平打ち縮れ麺は持ち帰り用にもなっているので、 朝ラーと2杯目で食べ比べた麺を、家でもう一度たどれます。

もうひとつは会津塗(会津漆器)です。 会津地方の漆器で、喜多方の工房のものとは限りません。

酒・味噌・醤油は蔵が建った理由そのものです。 そちらを買うなら、町を歩くときに蔵元を見ておいてください。

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宿は朝ラーの店まで歩けるかで決まります

朝ラーを最優先にするなら、店まで歩ける範囲です。 朝いちばんから歩いて動けます。

日中線の終点だった熱塩は、市街地から離れた山側です。 線名の由来になった日中温泉も、この熱塩駅付近にあります。

その山側は冬に特別豪雪地帯の道を走ることになります。

山側に泊まるなら、翌朝に町へ戻る時間を先に計算してください。 朝ラーの開店に間に合わないと、泊まった意味が半分になります。

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服装と持ち物

  • 蔵の通りと廃線跡を歩きます。歩けるきれいめスニーカーで
  • 遊歩道は約3km。2日目の朝に歩くなら歩き慣れた靴で
  • 盆地で寒暖差が大きいです。重ねられる服にしてください
  • 朝の行列は外で待ちます。朝用に1枚多めに
  • 山側は雪が多いです。冬は滑らない靴と手袋
  • 新宮熊野神社の境内は屋外です。羽織りものを1枚

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