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旅行
伊賀・名張1泊2日モデルコース|朝いちばんに、約3.3kmの谷へ入る
公開: 2026-10-23 | #伊賀 #名張 #1泊2日 #観光 #関西
泊まる理由は朝いちばんに赤目の谷へ入る時間です。
滝をつなぐ回遊路は約3.3kmあります。 赤目五瀑の奥(荷担滝)まで往復すると、歩くだけで半日が消えます。
そこへ移動が乗ります。 大阪から近鉄特急で伊賀神戸まで約1時間5分、伊賀鉄道で上野市駅まで約25分。
この乗り継ぎを足す日帰りでは、 滝か「城+忍者屋敷」のどちらかを捨てることになります。
伊賀上野か名張に泊まれば、滝を午前に、城下町を午後に置けます。
荷担滝まで行くかどうかで半日が決まる
先に条件を書きます。
赤目五瀑は不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝の5つです。
荷担滝は遊歩道の奥にあります。 入口寄りは不動滝と千手滝で、ここで折り返すと五瀑は揃いません。
回遊路は約3.3km続きます。 公式は、全部回っても往復3時間程度としています。 荷担滝は奥なので、そこまで往復するだけで午前がほぼ埋まります。
つまり片道分の歩行時間を確保できるかが条件です。 2日目の午前をまるごと空けてあるのは、そのためです。
冬のあいだは入山の扱いが変わります。 谷に入れる日かどうかは、出る前に公式で確かめてください。
1日目に城下町を置く理由
順番には理由があります。
1日目は移動で午前が消えます。 大阪から上野市駅までは、乗り換え待ちを入れて片道1時間半〜2時間です。
城と忍者屋敷は午後からでも組めます。 屋敷の案内と忍術実演は時間が決まっているので、その回に合わせられれば足ります。
逆にすると崩れます。
1日目に赤目へ行くと、谷に入るのが昼過ぎになります。 そこから往復3時間程度の歩きです。
奥の荷担滝を捨てるか、戻りが遅くなるかのどちらかになります。
そして2日目を城下町に回すと、 帰りが伊賀線の本数に縛られます。
先に時間を要求するのは滝です。だから滝を朝に置きます。
1日目に見るのは天守ではなく石垣
1日目の期待のズレも先に書きます。
現存天守はありません。
高虎の五層天守は1612年の嵐で倒壊しました。 いまの天守は1930年代に、伊賀市出身の衆議院議員・川崎克が私財を投じて建てた木造です。
だから1日目に見るのは石垣です。 天守は、その上に後から載った近代の建物として見ます。
1日目
- 11:30
上野市駅に着く移動
大阪から近鉄特急で伊賀神戸まで約1時間5分、そこから伊賀鉄道で約25分。乗り換え待ちを入れて片道1時間半〜2時間を見ます。
- 12:00
昼は伊賀牛
ほとんどが地元で消費されるため、伊賀以外ではめったに食べられません。伊賀側にいるのは1日目だけです。
- 13:00
伊賀上野城の高石垣を見る移動
高さ約30mの高石垣は国指定史跡。五層天守は1612年の嵐で倒壊し、今の天守は1930年代の再建です。
- 14:00
伊賀流忍者博物館の忍者屋敷移動
上野公園内です。仕掛けはくノ一の案内役が実演しながら説明する形なので、案内の回に合わせます。
- 15:00
忍術実演を見る
忍者集団「阿修羅」の公演です。手裏剣・刀・鎖鎌などの実物の忍具で実戦での使い方を見せます。
- 16:00
城下町でかたやきと伊賀焼
伊賀の特産は伊賀牛・伊賀米・伊賀焼・かたやき・伊賀くみひもの5つ。伊賀焼は重いので宿に置いて出ます。
- 17:30
赤目温泉へ移動して泊まる移動
伊賀神戸で近鉄大阪線に乗り継ぎ、赤目口へ。2日目の朝が谷なので、谷の近くに泊まります。
2日目
- 08:00
朝いちばんに赤目四十八滝へ入る移動
約4kmにわたって続く渓谷です。「四十八」は数ではなく「たくさん」の意で、滝の数を数えた名前ではありません。
- 08:40
不動滝と千手滝を見る
赤目五瀑のうち入口寄りの2つです。落差はどちらも15mです。
- 09:40
布曳滝を見る
落差30mで、赤目五瀑のなかで最大です。
- 10:40
荷担滝まで行って折り返す
落差8m。奥にあるので入口から遠く、入口から約2.6km。ここまで往復すると歩くのは5km強です。
- 12:30
入口に戻って赤目滝水族館
遊歩道の入口にあります。この渓谷に生息するオオサンショウウオを飼育しています。国の特別天然記念物です。
- 13:30
赤目口駅から帰る移動
駅から谷までは二次交通になります。本数を先に確かめてください。
- 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。
盆地の形が、2日の中身を決めている
この土地は四方を山で閉じた伊賀上野盆地です。
閉じているのに京・大坂と伊勢の通り道でした。 峠を越える道が、この盆地を通ります。
ここから全部が出ます。
- 境目だから、高さ約30mの石垣で固めた
- 山あいだから、忍びの技が育った
- 寒暖差が、伊賀牛と伊賀米を作った
- 盆地の南縁が深く刻まれた名張側に、約3.3kmの回遊路に滝が連なる
1日目は盆地の中、2日目は盆地の南の縁です。
2日で、1つの地形の内と縁を見ることになります。
高石垣は高さ約30m、拡張は1611年
1日目の中心です。
高石垣は高さ約30m、国指定史跡です。
藤堂高虎が慶長16年(1611年)に徳川家康の命を受けて拡張しました。
経緯も短く押さえます。 前身は1585年に筒井定次が築いた城で、1608年に定次が改易され高虎の持ち城になりました。
高虎は本丸の南に二の丸を築き、旧天守の西に五層天守を建てています。
高虎は本丸を西へ拡張し、そこに高石垣をめぐらせています。 大手は南に置きました。
拡張した先、つまり西に大坂があります。
城の公式の説明では、大坂・豊臣方との決戦に備えるための築城でした。 筒井の城は大坂を守る形、高虎の城は大坂に対峙する形だと書いています。
どこを警戒していたかが、縄張りに残っています。
忍者屋敷は案内の回に合わせる
伊賀流忍者博物館は上野公園内です。城と同じ敷地にあります。
屋敷そのものは茅葺屋根の農家です。
仕掛けは忍者やくノ一が実演しながら案内する形で見せます。 どんでん返し・隠し階段・仕掛け戸・刀隠し。自分で探して歩く展示ではありません。
忍術実演は別で、伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」の公演です。 手裏剣・刀・鎖鎌などの実物の忍具で、忍者がどう身を守ったかを見せます。
この2つはどちらも時間が決まっていて、休演日もあります。
1日目の午後を城と屋敷でまとめてあるのは、 回に合わせる余裕を作るためです。
伊賀牛は伊賀側にいるあいだに食べる
伊賀牛は伊賀盆地特有の寒暖差のある気候が肉質を作るとされます。
ほとんどが地元で消費されるため、伊賀以外ではめったに食べられません。 「幻の伊賀牛」と呼ばれるのはそのためです。
だから1日目に食べます。
2日目は朝から谷に入り、歩いて、そのまま帰る形です。 伊賀側にいるのは1日目だけになります。
ここにも順番の理由があります。
赤目五瀑は落差が揃っていない
2日目の中心です。
赤目四十八滝は約3.3kmの回遊路で滝をつなぎます。
「四十八」は数ではなく「たくさん」の意で、 滝の数を数えた名前ではありません。
赤目五瀑の落差はこうなっています。
- 不動滝 15m
- 千手滝 15m
- 布曳滝 30m(五瀑で最大)
- 荷担滝 8m
- 琵琶滝 15m
最大は布曳滝の30mです。 そして奥の荷担滝は8mで、五瀑のなかでは小さいほうです。
落差の大きい順に並んでいるわけではありません。
だから奥まで歩くかどうかは、高さの話ではありません。 五瀑を揃えるかどうかの話です。
入口の水族館にオオサンショウウオがいる
遊歩道の入口に赤目滝水族館があります。
飼育されているのは、 この渓谷に生息するオオサンショウウオです。 オオサンショウウオは国の特別天然記念物です。
順番でいうと、谷から戻ったあとに見るほうが効きます。
往復してきた水に何が棲んでいるのかを、最後に見る形になります。
伊賀線と近鉄大阪線を乗り継ぐ
乗り物の注意です。
伊賀側の足は伊賀鉄道伊賀線です。 伊賀上野駅と伊賀神戸駅を結ぶ近鉄グループのローカル私鉄で、16.6km・14駅・単線。
単線のローカル線で、本数が限られます。
上野市駅と伊賀神戸駅のあいだは約25分です。 伊賀神戸で近鉄大阪線に乗り換えます。
赤目四十八滝の最寄りは近鉄赤目口駅です。 駅から谷までは二次交通になります。本数を先に確かめてください。
伊賀側と名張側は別路線です。 2日に割るのは、この乗り継ぎを1日に2回やらないためでもあります。
土産は軽いものから選ぶ
伊賀の特産は伊賀牛・伊賀米・伊賀焼・かたやき・伊賀くみひもの5つです。
持ち帰れるのはかたやき、伊賀焼、伊賀くみひもです。
かたやきは固焼きの菓子で、名前のとおり硬いです。 伊賀焼も国の伝統的工芸品で、土鍋で知られます。 土鍋は大きいので、持ち帰りの余裕が要ります。 伊賀くみひもも国の伝統的工芸品で、品物は帯締めや羽織紐が主です。 手で組む「手組紐」は全国生産額の9割を伊賀が占めます。
買うのは1日目の城下町です。
ただし2日目は谷を3時間前後歩きます。 重いものは宿に置いて出るほうが楽です。 持ち歩かずに済ませるなら、お取り寄せにする手もあります。
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宿は赤目側か城下町側で決まる
宿は3つに分かれます。
- 赤目の温泉: 谷の入口側。朝いちばんに入れる
- 伊賀上野の城下町: 城と忍者博物館が徒歩圏
- 名張の市街: 近鉄大阪線の駅まわり
この行程は赤目側に泊まる形で組んでいます。 2日目の朝が谷なので、谷の近くにいるほうが強いです。
城下町側に泊まる組み方もあります。 その場合は2日目の朝に移動が入るので、谷に入る時刻が遅くなります。
どちらを取るかは、荷担滝まで行くかどうかで決まります。

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服装と持ち物
- 2日目は往復3時間程度の谷歩きです。歩けるきれいめスニーカーで
- 谷の遊歩道は幅が狭く、急な階段があります。公式も履き慣れた歩きやすい靴を挙げています
- 1日目は城と公園の坂です。足元の安定する靴で
- 盆地は寒暖差があります。朝は1枚多めに
- 伊賀線は本数が限られます。帰りの乗り継ぎは先に確かめておく
