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旅行
石見銀山・温泉津日帰りモデルコース|世界遺産は坑道だけではない
公開: 2026-10-23 | #石見銀山 #温泉津 #日帰り #観光 #中国
大田市は島根県の中央、日本海に面した市です。
出雲市から山陰線で40分前後。
ここにあるのが石見銀山です。 2007年に世界遺産に登録されました。
ただし、ここで知っておくべきことがあります。
世界遺産は坑道だけではありません。
鉱山から港までが世界遺産です
石見銀山の世界遺産には、 銀の生産から搬出に至る鉱山運営の全体像を示す遺跡が含まれています。
具体的には、
- 鉱山跡
- 鉱山町
- 銀や物資を輸送した街道
- 積出や荷揚げを行った港や港町
- これらを外敵から守った城跡
つまり「掘る→運ぶ→積む」という一連の流れが登録されています。
だから坑道を見て帰ると、半分も見ていないことになります。
このコースは坑道・鉱山町・港の3つを回る形にしてあります。
1日の流れ
- 09:30
大田市駅に着く移動
出雲市から山陰線で40分前後。ここが石見銀山への入口になります。
- 10:30
大森の町並みを歩く移動
鉱山町として作られた通りです。1987年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
- 12:00
町並みで昼食
武家と商家が同じ通りに並ぶ町です。店の数は限られるので、先に調べておくと確実です。
- 13:30
龍源寺間歩へ移動
銀山の坑道跡です。大森地区から徒歩45分ほど、または電動アシスト付き自転車で行けます。
- 14:30
坑道の中を歩く
手掘りの跡が壁に残っています。人がかがんで掘った幅と高さがそのままです。
- 16:00
温泉津へ移動
銀の積み出し港だった港町です。町並みは2004年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
- 17:30
帰る移動
山陰線は本数が限られます。戻る便を先に確かめてください。
- 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。
大森の町並みは1987年に選定された
大森は鉱山町です。
1987年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
ここを歩くと気づくことがあります。
武家の屋敷と商家が、同じ通りに並んでいます。
ふつうの城下町は、 武家地と町人地が分かれています。
大森は混ざっています。
理由は鉱山町だからです。 城下町ではありません。
銀を掘るために人が集まった町なので、 身分で区画を分ける作り方をしていません。
役人も商人も職人も、同じ通りに住みました。
これが鉱山町の町割りです。 城下町を見慣れた目で歩くと、違いが分かります。
龍源寺間歩は手掘りの跡が残る
龍源寺間歩は銀山の坑道跡です。
「間歩」は坑道を指す言葉です。
場所は大森地区から徒歩45分ほど。 電動アシスト付き自転車でも行けます。
坑道に入ると、 手掘りの跡が壁に残っています。
重機のない時代です。 人がつるはしで掘った跡が、そのまま壁の形になっています。
だから幅と高さが人のサイズです。 かがんで進む場所があります。
ここで分かるのは、 銀を掘るというのがどういう労働だったかです。
坑道の中は暗くて狭く、空気が薄い。 その環境で何時間も掘りました。
温泉津は銀の積み出し港だった
午後に向かう温泉津は、日本海に面した港町です。
ここが銀の積み出し港でした。
町並みは2004年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
大森が1987年、温泉津が2004年。 17年の差で、別々に選定されています。
つまり2つの別の町です。
そして世界遺産としては一体です。 掘った銀を運んで積むという流れでつながっています。
なぜ港が世界遺産なのか
ここが石見銀山の理解の鍵です。
銀を掘るだけでは、価値になりません。
掘った銀を運んで、売る必要があります。
石見銀山の銀は、 この港から船で運ばれて、海外にまで流れました。
16世紀から17世紀にかけて、 石見銀山の銀は世界の銀の流通に影響したとされます。
つまりこの小さな港町が、世界とつながっていたということです。
だから港も世界遺産に含まれています。
坑道を見て、町を歩いて、港に立つ。 この順で見ると、銀がどこへ行ったかが分かります。
温泉津は港町でありながら温泉地です
名前のとおり、温泉津には温泉があります。
「温泉のある津(港)」という名前です。
古くからの湯があります。
港町で、世界遺産の構成資産で、温泉地。 3つが重なっている町です。
山陰線は本数が限られます
実務の注意です。
JR山陰線は本数が限られます。
大田市駅と温泉津駅はどちらも山陰線の駅ですが、 1時間に何本もありません。
そして大田市駅から大森まではバスです。 これも本数が限られます。
龍源寺間歩は大森から徒歩45分かかります。 電動アシスト付き自転車を借りるほうが時間が読めます。
戻る便を先に確かめてください。 行く前に時刻を確認してください。ダイヤは変わります。
お土産は島根の菓子とのどぐろ
島根は日本海の魚の土地です。 のどぐろが知られています。 干物にしたものが持ち帰りに向きます。
島根の菓子もあります。
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泊まると朝の温泉津が静かです
このコースを泊まりにする意味は朝の温泉津です。
朝は人がいません。
重要伝統的建造物群保存地区の町並みを、 自分だけで歩くことになります。
そして湯に入れます。 港町の温泉というのは、ほかにあまりありません。
温泉津の宿は古い町並みのなかにあります。

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服装と持ち物
- 坑道の中は足元が濡れています。歩けるきれいめスニーカーなら滑りにくいものを
- 坑道は低い場所があります。頭をぶつけないように
- 坑道の中は気温が低いです。夏でも羽織りものを
- 大森から間歩まで歩くと45分です。歩く距離を見ておいてください
- 温泉津は港町なので風が通ります
