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旅行
別府・由布院の紅葉2泊3日|三連休に志高湖と金鱗湖をたどり由布岳を仰ぐ
公開: 2026-10-18 | #別府 #由布院 #紅葉 #三連休 #2泊3日 #周遊
2026年の勤労感謝の日は11月23日の月曜です。土曜の21日から数えて三日続き、休みを足さずに二泊できます。 ただし紅葉を目当てにこの日付で大分へ向かうなら、先に知っておきたいことがあります。この一帯の紅葉は高いところから始まって、時間をかけて下りてきます。別府ロープウェイは自社の案内で、鶴見岳の紅葉が10月中旬から11月下旬にかけて山上から山麓へひと月以上かけて下りてくると書いています。 湖のほとりはその後ろ側です。鶴見岳の山上は1375m、ロープウェイの山麓駅は約500m。志高湖は標高およそ600m、金鱗湖のある由布院盆地は450m前後で、どちらも山麓とほぼ同じ高さにあります。この下り方をそのままあてはめるなら、湖畔の色づきは11月下旬前後にかかる勘定になります。もっとも志高湖と金鱗湖そのものの見頃を示す一次情報は見つけられませんでした。ウェザーニューズの大分県の掲載地点にも志高湖・金鱗湖・由布岳・鶴見岳は入っていないので、ここは断定しません。 2026年にはもう一つ事情があります。ウェザーニューズが2026年10月8日に出した第二回の紅葉見頃予想では、秋の高温で色づきが足踏みし、10月下旬以降は平年よりやや遅い見頃になる所が増える見込みとされています。九州の見頃は11月上旬から12月中旬。同社が挙げる大分県内の地点も、日田蒸留所が11月24日、岡城跡が11月22日、白馬渓が11月30日、富貴寺が12月4日と、標高の低い場所でも下旬から12月です。三連休は、どちらかといえば期待できる側に入ります。 そのうえでこの行程は、紅葉の当たり外れだけに寄りかからない順番にしました。初日は別府の湯の景色、2日目の朝に志高湖、最終日に由布岳の足元。色がどうであれ成立する並びです。
1日目|別府に着いて鉄輪の地獄をめぐる
別府駅に到着
初日は紅葉を追わず、営業時間のはっきりした場所に当てます。鉄輪へは西口③のりばから。早い時間に着けるなら、西口から36系統で約22分の別府ロープウェイに上がる手もあります(11月15日から冬季ダイヤで始発9時・上り最終16時30分・下り最終17時、往復大人1,800円)
亀の井バス5番・41番で鉄輪へ移動
別府駅西口③のりばから15〜20分、「鉄輪」または「海地獄前」で降ります。2番も同じのりばですが25分前後かかります(いずれも2026年3月14日現在の土日祝時刻表)
海地獄(鉄輪の地獄めぐり)
地獄は8時から17時まで、年中無休です。共通観覧券は大人2,400円・小人1,200円で、どの地獄の窓口でも買えて購入日とその翌日の2日間有効です(2025年2月1日改定)
かまど地獄
海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄の五つは鉄輪に固まっていて、歩いてつなげます
亀の井バス26番で亀川へ移動
内廻り循環線は別府駅西口に寄らないので、乗るのは東側の別府駅前⑤のりば。約30分で「血の池地獄前」です。鉄輪①のりばからも乗れますが、亀川を回り込む向きなので1時間近くかかります
血の池地獄
七つすべてを回るなら三時間ほど見ておきたいところ。日の入りは11月21日が17時09分、22日と23日が17時08分で、16時を過ぎると光が急に弱まります(国立天文台)
龍巻地獄
間欠泉は噴き上げまでの待ち時間が長く、噴出時間も不安定という案内が2026年1月に出ています。見られたら儲けものという構えで、時間を区切る日は最後に置くと計算が狂いません
別府駅前の宿に泊まる
翌朝は別府駅西口7時37分のバスに乗るので、始発近くに合わせるなら駅前が確実です。鉄輪に泊まれば湯けむりの路地で夜を過ごせますが、朝に駅へ出る移動がひとつ増えます
初日は紅葉を追いません。到着の時刻が読めない日なので、営業時間がはっきりしていて、途中で切り上げても惜しくない場所を置きます。
別府駅西口③のりばから鉄輪へは亀の井バスの5番・41番で15〜20分、「鉄輪」または「海地獄前」で降ります。2番も同じ西口③のりばから出ますが、着くのは25分前後です。24番(新港町経由APU線)も鉄輪を通りますが、こちらは西口ではなく駅の反対側、東側の別府駅前⑤のりば発です(いずれも2026年3月14日現在の土日祝時刻表)。 地獄は8時から17時まで、年中無休です。共通観覧券は大人(高校生以上)2,400円、小人(小・中学生)1,200円(2025年2月1日改定)。どの地獄の窓口でも買えて、有効期間は購入日とその翌日の2日間です。 七つのうち海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄の五つは鉄輪に固まっていて、歩いてつなげます。血の池地獄と龍巻地獄は亀川にあり、26番(内廻り循環線)で向かいます。この26番は別府駅西口には寄らないので、乗るのは駅の反対側、東側の別府駅前⑤のりばです。約30分で「血の池地獄前」に着きます。鉄輪から直接向かうなら同じ26番が鉄輪①のりばにも停まりますが、亀川を回り込む向きなので血の池地獄前まで1時間近くかかります。七つすべてなら三時間ほど見ておきたいところです。
龍巻地獄の間欠泉については、2026年1月の時点で施設から案内が出ています。今季は特に噴き上げるまでの待ち時間が長く、噴出時間も不安定な傾向が見られる、自然の働きによるもので季節や降水量によっても変化する、という内容です。噴出の瞬間を行程の中心に据えると待ちぼうけになりかねないので、見られたら儲けものという構えで寄るほうが気が楽です。
早い時間に別府へ着けるなら、鶴見岳に上がる手もあります。別府駅西口から36系統で約22分、「別府ロープウェイ」で降ります。毎年11月15日から3月14日までは冬季ダイヤで、始発9時、上りの最終便が16時30分、下りの最終便が17時です。運賃は往復で大人1,800円、小人900円。20分から30分おきの運行で、乗っている時間は約10分です。 この時期の鶴見岳は、山上がすでに落葉して眺望の季節に入り、色はロープウェイの窓の外、中腹から下に残っている、という見え方になりやすい時期です。山頂の紅葉を期待して上がると拍子抜けするかもしれません。 大分の日の入りは11月21日が17時09分、22日と23日が17時08分です(国立天文台)。地獄も山上も、16時を過ぎると光が急に弱まります。到着が午後になるなら鉄輪の五つに絞り、亀川は翌朝に回す判断もありますが、この行程は2日目の朝に別府を離れるので、初日のうちに見たい地獄を決めておくほうが無駄がありません。
1日目の夜|別府に泊まり、2泊目は由布院へ移す
宿は別府と由布院に1泊ずつ置きます。同じ宿に連泊するほうが荷ほどきは楽ですが、この二つの町は夜の顔がまるで違うので、両方で夜を過ごす価値があります。
初日の宿は別府駅の近くに置くと、翌朝が動きやすくなります。2日目は別府駅西口を7時37分に出るバスに乗るためです。 鉄輪に泊まれば、湯けむりの立つ路地の中で夜を過ごせます。そのかわり朝に別府駅へ出る移動がひとつ増えるので、始発近くのバスに合わせるなら駅前のほうが確実です。 由布院の宿は、夕方に日帰り客が引いたあとの静けさと、翌朝の盆地の冷え込みを手に入れるための一泊になります。三連休は両方の町で早くに埋まるので、日程が決まったら宿を先に押さえ、交通はそのあとで合わせてください。

由布院
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2日目|志高湖の朝を歩き、峠を越えて由布院へ
- 7:37
別府駅西口①のりばを出る移動
亀の井バス36系統(湯布院線)。志高湖畔に停まる湯布院行は土日祝で7時37分発と13時40分発の2本だけです。13時40分の便で入ると戻りは17時45分になり、日没後の湖畔で40分近く待つことになります
- 8:04
志高湖畔
標高およそ600m、周囲2kmほどの湖で、阿蘇くじゅう国立公園の中にあります。一周する遊歩道は徒歩30分ほど。白鳥や鴨がいます。朝8時の湖畔は町なかよりはっきり寒くなります
神楽女湖まで足を延ばす
志高湖から神楽女湖へのコースは3.5kmで1時間少々と案内されています。風の弱い朝は水面に鶴見岳と由布岳が映り、葉が落ちたあとでも映る山の形は変わりません
- 11:50
志高湖畔を発つ移動
別府駅西口行はこの便と由布院駅前17時15分発の2本です。2本に乗り遅れても、ほぼ全便が停まる「鳥居」で降りて徒歩約30分という行き方が残ります
- 12:19
別府駅に戻って昼食とお土産
次のバスまで1時間強の余白があります。持ち帰るものをここで決めると由布院からの帰りが身軽になり、かさばるものは送りの手配まで済ませておくと確実です
- 12:40
別府駅西口から36系統で峠を越える移動
由布院駅前バスセンター13時32分着。13時40分発なら14時38分着で、朝に歩いた志高湖の脇をもう一度通ります。屋根のないオープントップバス「ゆのかぜ」(別府駅東口4番のりば9時00分・12時15分・15時45分発、片道約65分、大人2,200円・WEB予約のクレジット決済で2,000円、全席指定の事前予約制)という手もありますが、車両点検日は1台しかない車両が走らず全便運休です
- 13:27
岳本・金鱗湖入口で降りる
終点の一つ手前が金鱗湖への近道です。13時40分の便なら14時33分に通ります。由布院駅から歩く場合は湯の坪街道を抜けて20分ほど
金鱗湖
入場料も開閉の時間もありません。日の入りが17時08分なので、湖面に光が残る時間を狙うなら16時前には着いておきたいところです
由布院の宿に泊まる
夕方に日帰り客が引いたあとの静けさと、翌朝の盆地の冷え込みのための一泊です。湯の坪街道の店の多くは夕方で閉まるので、外で夕食を取るなら営業時間を昼のうちに確かめておいてください
この日は時刻から先に決めます。志高湖畔に停まるバスが、土日祝は1日2本しかないからです。本数を知らずに組むと、湖に着いたあとで身動きが取れなくなります。
亀の井バス36系統(湯布院線)の土日祝時刻表で、志高湖畔を通る便は湯布院行が別府駅西口7時37分発と13時40分発の2本、別府駅西口行が由布院駅前11時20分発と17時15分発の2本です。 別府駅西口①のりばを7時37分に出ると、志高湖畔には8時04分に着きます。帰りは志高湖畔を11時50分に出て、別府駅西口に12時19分着。明るいうちに歩いて戻れる組み合わせなので、この行程はこの往復で組みました。13時40分の便で入ると戻りは17時45分の便になり、日没後の湖畔で40分近く待つことになります。 ただし1日2本というのは、湖畔に直接停まる便の数です。別府市の施設案内は志高湖への行き方として「36番 鳥居下車 徒歩約30分」も載せています。鳥居は36系統のほぼ全便が停まる停留所で、土日祝は湯布院行・別府駅西口行ともに19便。時刻表上は鳥居から志高湖畔まで3分の距離で、歩けば30分ほどです。2本に乗り遅れても、好きな便で鳥居まで行って歩く道が残っていると考えてください。
志高湖は標高およそ600m、周囲2kmほどの湖で、阿蘇くじゅう国立公園の中にあります。湖を一周する遊歩道は徒歩30分ほど。隣の神楽女湖まで足を延ばすコースは3.5kmで1時間少々と案内されています。白鳥や鴨がいて、風の弱い朝は水面に鶴見岳と由布岳が映ります。 8時04分着から11時50分発までの3時間45分ほどは長く感じるかもしれませんが、一周と神楽女湖の往復を合わせるとちょうど収まります。葉が落ちたあとでも、水面に映る山の形は変わりません。
別府の品は、戻った昼のうちに
別府駅に戻る12時19分から、次のバスまでに1時間強の余白があります。昼食とあわせて、持ち帰るものをここで決めてしまうと、由布院からの帰りが身軽になります。かさばるものは送りの手配まで済ませておくと確実です。
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午後は同じ36系統で峠を越える
別府駅西口12時40分発なら由布院駅前バスセンターに13時32分着、13時40分発なら14時38分着です。後者は志高湖畔を回ってから峠へ向かう便なので、朝に歩いた湖の脇をもう一度通ることになります。 金鱗湖へ直接行くなら、終点の一つ手前の「岳本・金鱗湖入口」で降りるのが近道です。12時40分の便は13時27分、13時40分の便は14時33分に通ります。由布院駅から歩く場合は、湯の坪街道を抜けて20分ほどです。 日の入りが17時08分なので、湖面に光が残る時間を狙うなら16時前には着いておきたいところ。金鱗湖は入場料も開閉の時間もありません。
屋根のないバスで峠を越える選択もあります。亀の井バスのオープントップバス「ゆのかぜ」が、2026年10月7日(水)から12月13日(日)まで別府と湯布院を結んでいます。別府駅東口4番のりば発が9時00分・12時15分・15時45分、由布院駅前バスセンター発が10時40分・14時20分・17時05分で、片道約65分。運賃は片道で大人2,200円、WEB予約のクレジット決済なら2,000円です。 全席指定の事前予約制で、発売は2026年9月7日(月)の午前8時から始まっています。乗車日の1か月前に開くのではなく、運行期間の全日程分がこの日にまとめて売り出される形なので、11月の三連休分もこの記事を読んでいる時点ですでに予約できます(別府駅観光案内所の窓口のみ、同日8時45分からの受付です)。定員46名の1台だけで動かしているので、押さえるなら早いほうが確実です。 気をつけたいのは運休日です。公式の案内は「全日運行」としながら、車両点検日は運休と明記しています。導入は1台なので、点検日に当たればその日の3往復すべてがなくなります。具体的な日付はリリースに出ていないため、予約のときに乗車日が運行日かどうかを確かめてください。風雨や雷雨などの悪天候のときも、会社の判断で運行を休止・中止することがあるとされています。 ルートは由布登山口と狭霧台展望台を通るので、由布岳を間近に見上げながら峠を越えられます。ただし屋根がありません。11月下旬の峠道を走ると体感はかなり低くなるので、防寒は自分で用意する必要があります。雨でもレインコートを配って屋根を開けて走るとのことなので、乗る日の天気は確かめておきましょう。志高湖をあきらめて9時00分発に乗れば、午前のうちに由布院へ入れます。
2日目の夜|由布院に泊まる
2泊目を由布院に置く理由は、翌朝の空気にあります。この町の朝は、泊まらないと手に入りません。
由布院盆地の朝霧は、放射冷却の働く晴れて冷えた朝に出やすく、10月から11月にかけて多いとされています。金鱗湖には清水と温泉の両方が流れ込んで水温が下がりにくいため、条件がそろった朝は水面から湯気が立ちます。 ただし霧が出ない朝のほうが多いことも書いておきます。出たら得をした、くらいに構えておくと、出なかった日の朝も気持ちよく歩けます。 夜の町は静かです。湯の坪街道の店の多くは夕方で閉まり、日が落ちると通りから人が減ります。夕食を外で取るつもりなら、営業時間を昼のうちに確かめておいてください。三連休は周辺の道路も混み合うので、車で動く場合は夕方の時間に余裕を持たせておきましょう。
3日目|金鱗湖の朝から由布登山口へ、由布岳を仰いで帰る
金鱗湖の朝
大分の日の出は11月21日・22日が6時50分、23日が6時51分(国立天文台)。盆地は明るくなるのが少し遅れますが、7時台に出れば人の少ない時間に間に合います。金鱗湖は清水と温泉の両方が流れ込んで水温が下がりにくく、晴れて冷えた朝は水面から湯気が立ちます(出ない朝のほうが多いことも承知のうえで)
- 9:05
由布院駅前バスセンターから36系統移動
由布登山口まで15分です。途中の狭霧台には路線バスの停留所がないため、立ち寄るには車かタクシー、またはオープントップバスの車窓から眺める形になります
- 9:20
由布登山口
カエデやミズナラの林と草地で、正面に双耳峰が立ちます。入場料もライトアップもなく、由布岳の紅葉は例年10月下旬から11月下旬で湖畔より遅くまで残る側です。山頂まで登るなら往復4時間半前後が目安で直下にはしごと鎖場があり、帰る日の午前に片手間で足せるものではありません
- 10:07
由布登山口を発つ移動
由布院駅前10時22分着。ひとつ遅らせるなら10時27分発で10時42分着です
- 10:17
岳本・金鱗湖入口
帰りの便もここを通るので、湖の近くで降りて町へ戻る形も取れます
由布院駅から帰路
特急ゆふいんの森の博多行きは2号が12時01分発(博多14時19分着)、4号が15時56分発(18時10分着)、6号が17時17分発(19時27分着)で全車指定席です。片道6,130円、ネット限定の九州ネットきっぷで5,600円。別府へ戻るなら3号が由布院12時32分発で別府13時31分着。駅には有料の足湯があるので、待ち時間が余ったらそこで使い切れます
- 時刻は目安です。列車やバスのダイヤは改正で変わるため、出発前に各社の時刻表でお確かめください。
最終日は朝の湖と、山の足元に使います。登らなくても、麓に立つだけで由布岳の見え方はまるで変わります。
大分の日の出は11月21日と22日が6時50分、23日が6時51分です(国立天文台)。盆地の由布院はこれより明るくなるのが少し遅れますが、7時台に金鱗湖へ出れば人の少ない時間に間に合います。 由布岳の足元へは、36系統で由布院駅前バスセンターから「由布登山口」まで15分です。土日祝は9時05分発で9時20分着。戻りは由布登山口10時07分発で由布院駅前10時22分着、ひとつ遅らせるなら10時27分発で10時42分着です。帰りも「岳本・金鱗湖入口」を10時17分に通るので、湖の近くで降りて町へ戻る形も取れます。 登山口の周りはカエデやミズナラの林と草地で、正面に双耳峰が立ちます。由布岳の紅葉は例年10月下旬から11月下旬とされ、湖畔より遅くまで残る側です。入場料はかからず、ライトアップもありません。 山頂まで登るなら往復4時間半前後が目安で、山頂の直下にははしごと鎖場があります。靴と装備と時間のいる本格的な登山なので、帰る日の午前に片手間で足せるものではありません。麓の草地から見上げるだけでも、町なかから眺める由布岳とは大きさが違います。
由布院盆地を見下ろす狭霧台は、この道の途中にあります。路線バスの停留所がないため、立ち寄るには車かタクシーを使うか、オープントップバスの車窓から眺める形になります。朝霧の出た日に上から盆地を見たい人は、タクシーの手配を前夜のうちに相談しておくとよいでしょう。
帰りは由布院駅から特急ゆふいんの森が使えます。2026年3月14日改正の時刻で、由布院発の博多行きは2号が12時01分発(博多14時19分着)、4号が15時56分発(18時10分着)、6号が17時17分発(19時27分着)です。全車指定席なので、乗る前に座席を取っておく必要があります。博多と由布院の片道は通常のきっぷで6,130円、ネット限定の九州ネットきっぷで5,600円です。日によっては3号と4号が特急「ゆふ」に変わります。 別府へ戻るなら、ゆふいんの森3号が由布院12時32分発で別府13時31分着。36系統の路線バスか、オープントップバスの由布院発10時40分・14時20分・17時05分の便でも戻れます。由布院駅には有料の足湯があるので、列車を待つ時間が余ったらそこで使い切れます。
三連休の紅葉旅で気をつけたいこと
- 見頃は高さで順番に来る: 鶴見岳は例年10月中旬から11月下旬にかけて、山上から山麓へ色が下りてきます。由布岳は10月下旬から11月下旬。志高湖は約600m、金鱗湖は約450mで鶴見岳の山麓と同じくらいの高さなので、下旬の色づきにかかる可能性があります。ただし湖畔そのものの見頃を示す一次情報は見つけられなかったので、出発前に現地の情報で確かめてください
- 2026年は遅れ気味の予想: 秋の高温で色づきが足踏みし、10月下旬以降は平年よりやや遅い見頃になる所が増える見込みと予想されています。九州の見頃は11月上旬から12月中旬。出発の数日前に現地の紅葉情報を見て、どこに時間を割くか決め直す余地を残してください
- 志高湖畔に停まるバスは土日祝1日2本: 湯布院行が別府駅西口7時37分発と13時40分発、別府駅西口行が由布院駅前11時20分発と17時15分発です。この2本に乗れなかったときは、ほぼ全便が停まる「鳥居」で降りて徒歩約30分という行き方があります
- 龍巻地獄の間欠泉は待ち時間が読めない: 施設から、噴き上げまでの待ち時間が長く噴出時間も不安定という案内が出ています。時間を区切って回る日は、ここを最後に置くと計算が狂いません
- 日が短い: 日の入りは17時08分前後です。屋外を歩く予定は16時までに終える組み方にしておくと、暗い道を急がずに済みます
- オープントップバスには屋根がなく、運休日もある: 11月下旬の峠道です。防寒は自分で用意し、雨の日も屋根を開けて走ることを承知のうえで予約してください。車両点検日は1台しかない車両が走らないため全便運休になり、悪天候でも休止・中止の判断が出ることがあります
- 宿と予約制の交通は早めに: 三連休の宿とゆふいんの森の指定席は直前には残りにくくなります。オープントップバスは2026年9月7日に全期間分の発売が始まっているので、日程が決まっているならいま押さえてしまうのが確実です
季節を変えて行くなら
- 春(3〜4月): 由布岳の麓が芽吹く時期で、登山口まわりの草地が明るくなります。ロープウェイは毎年3月15日から夏季ダイヤに移り、上りの最終便が17時まで延びます
- 初夏(6月): 志高湖の隣の神楽女湖には約80種1万5000株の花菖蒲が植えられ、例年6月上旬から7月初旬に見頃を迎えます。湖をつなぐ3.5kmの遊歩道が、紅葉期とは別の顔になります
- 夏(7〜8月): 別府の町なかは蒸し暑く、標高600mの志高湖と由布院は夜に涼しくなります。地獄めぐりは午前に寄せると体力が保ちます
- 冬(12〜2月): 人出が引いて湯が主役になる季節です。ロープウェイは冬季ダイヤで上りの最終が16時30分になり、由布院駅前から九重夢大吊橋を経て牧の戸峠へ向かう37系統は12月から3月まで運休します。峠道の凍結も見込んでおいてください
- 雨の日: 地獄の屋外区間を短くして、宿の湯と町歩きに振り替えると1日が成り立ちます。金鱗湖は雨でも歩けますし、霧に沈んだ盆地は晴れた日と別の景色になります
持ち物・服装メモ
- 大分の11月の平年値は日平均13.8℃・最高18.1℃・最低9.5℃、湯布院は日平均9.4℃・最高15.5℃・最低4.1℃です(いずれも1991〜2020年)。同じ旅のうちで4℃以上の差があると考えて、脱ぎ着できる重ね着にしてください
- 志高湖は標高およそ600mで、朝8時の湖畔は町なかよりはっきり寒くなります。手袋と耳の隠れる帽子があると、湖を一周するあいだ楽に過ごせます
- 湖の遊歩道、地獄の構内、登山口の草地と、歩く場面が続きます。靴底の溝が残っている歩きやすい靴を選んでください
- 宿を2か所で解きます。荷物は小分けにしておくと、2日目の夕方が短く済みます
- 温泉と外気の行き来が多い旅です。湯冷めを防ぐ一枚を荷物の取り出しやすいところに入れておきましょう
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別府と由布院それぞれの歩き方、三連休の組み方、紅葉の時期の選び方は、次の記事ともつながります。
