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暮らし
うつわの手入れ|貫入・金彩・木のうつわを長く使う洗い方
公開: 2026-08-28 | #暮らし #うつわ #手入れ
お気に入りのうつわほど、ふとした扱いで欠けたり染みたりするもの—— けれど手入れといっても、特別な道具はほとんど要りません。 知っているかどうかだけで寿命が変わる、素材別の扱い方をまとめます。
まず知りたい「素材の見分け」
- 磁器: 白く硬く、光にかざすとわずかに透けます。吸水しないので手入れはいちばん気楽です
- 陶器: 土もので、たたくと鈍い音。表面に細かなヒビ(貫入)があるものは吸水に注意します
- 木・漆: 椀やトレーに多い素材。熱と乾燥が苦手で、食洗機とは相性がよくありません
裏の高台に釉薬のかかっていない土の部分が見えるうつわは、おおむね吸水に気を配りたい陶器と考えると分かりやすいです。
陶器と貫入の付き合い方
- 使い始めの染み対策には、盛り付けの前に水にくぐらせるのが定番。うつわが先に水を含み、料理の色や油が入りにくくなるとされています
- 貫入の色変化は「育ち」でもあります。味と見るか防ぐかは好みですが、防ぐなら長時間の漬け置きを避けるのが第一です
- 洗ったら伏せて放置するより、布で拭いてから仕舞う方が水跡が残りません
- においが気になるときは、ぬるま湯に短時間くぐらせてから、しっかり乾かすと落ち着きます
金彩・銀彩はやさしく
金や銀の装飾には、こすり洗いと電子レンジが大敵です。
- スポンジはやわらかい面で。研磨剤入りの洗剤は避けます
- 電子レンジは火花の原因になるため不可。オーブンも同様です
- 重ねて収納するときは、間に布や紙を1枚。装飾同士のこすれを防げます
- 長時間の漬け置きも装飾を傷める原因に。その日のうちにやさしく洗って拭き上げます
木のうつわ・木の道具
木の椀やまな板は、長時間水に浸けない・洗ったらすぐ拭くが二大原則。 乾いた質感が気になってきたら、食用オイルを薄く塗り込むと表情が戻ります。 木ならではの手入れは木の道具の手入れで詳しく紹介しています。
よくある失敗と回避策
- 「食洗機で欠けた」: 陶器や木製は基本手洗いに。庫内でのうつわ同士の接触が欠けの主因です
- 「茶渋が取れない」: 磁器なら酸素系漂白剤が使えます。陶器は短時間で切り上げ、金彩ものには使いません
- 「重ねたら傷がついた」: 高台(底)の裏はざらついていることがあります。気になる一枚は、目の細かいヤスリで軽くなでておくと安心です
手入れは面倒な義務ではなく、うつわと長く付き合うための挨拶のようなもの。 毎日の数十秒の積み重ねが、10年後の艶の差になります。 最初の1枚から習慣にすれば、和食器の棚は10年育ちます。
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